ジュゴンの海が埋められている。

   

沖縄名護市辺野古の海が埋められている。あの美しいジュゴンの青い海を埋めている。米軍基地の為に、あの美しい海が埋められている。何もできない自分が情けない。アベ政権は選挙で民意が表明されても、やりたい放題である。これで民主主義国家と言えるのだろうか。日本本土が沖縄を差別している。沖縄に日本防衛の犠牲を強いている。この事態は歴史的に沖縄に犠牲を押し付け来た日本人全員の責任である。アベ政権は日米同盟の抑止力の維持のためには、住民投票など関係がない。このように言い切っている。確かに法的拘束力はないが民意を無視して、国の専守防衛はあり得ない。民主主義国家である以上、住民の意思は最優先されなければならない。沖縄では繰り返し行われてきた選挙において民意は辺野古米軍基地反対である。2月か月先には住民投票を行う事になっている。それを一切関係がないとしたら、一体住民は政府に対してどういう行動をとればいいのだろう。政府と暴力的に戦うしかないのか。これでは分断が深まるばかりである。沖縄に防人になれで、本土の犠牲を強いてばかりでは沖縄が反旗を翻したら、日本の安全保障はどうなるのだ。果たしてこんな民主主義国家で良いのであろうか。

アベ政権はトランプ王様の為には、沖縄を犠牲にしても良いという断言である。こんな国に誰がした。私たち日本人が選挙によって、みんなでこんな情けない国にしてしまったのだ。困るのは沖縄であって、自分たちの安全が高まればそれでいいという、独善の日本人。この国はどこに向おうとしているのか。中国という隣国の亡霊におびえているのだろうか。アメリカトランプが世界一のアメリカを脅かしかねない中国におびえているのだ。自分たちだけが豊かであれば構わないと公言してはばからない国アメリカ。おうむ返しでアベ政権は真似をして中国脅威論を振りまいている。必死にご機嫌取りでアメリカの軍事物資の購入をしている。アメリカについてゆくことは、もう見切りを付けなければならないことは、日に日に明らかになってきている。最後はトランプのババを引くことになるのは日本になる。

日本がどこに行くのかが定まらない限り、民主主義も復活できない。日本国は美しい瑞穂の国である。修学院離宮が日本の行く先の世界観である。循環型国家である。里地里山型の手入れの文化国家である。日々安心して生きて行ける暮らしが確保できる国づくり。贅沢はせずつつましく、日々の暮らしを大切にする地域、地域の暮らし。人を憎まず恐れない。そして、学問、文化をそれぞれに深めてゆく生き方。貧富の差は出来るだけ小さくしてゆく。大金持ちになろうなどという事は見苦しいことと考える。みんなで苦しみ、みんなで喜ぶ世界。最低限の暮らしが出来れば、後は心の豊かさであろる。能力のある人はない人の為に働く。能力の乏しい人は、能力のある人をありがたく感謝し、尊敬する。人に勝ることではなく、自らを深めることを大切にする社会。こうした循環する自給的な国づくりを日本の目標とする。

総理大臣であるなら、何故辺野古以外に米軍基地の設置場所がないかを説明する義務がある。普天間の安全を語ることはあっても、辺野古以外に米軍基地の場所がない理由の説明がない。沖縄には多数の無人島がある。滑走路がすでにある島さえある。そういうところでは何故ダメなのか。総理大臣として、国民に、特に沖縄の人々に説明する必要がある。ただただ、普天間の危険除去を口にしても、トランプの木偶人形としての無能をさらけ出しているようで哀れだ。要するに「アメリカが辺野古なら妥協する。」と言っているだけだろう。無人島では米兵が嫌だと言っているのだろう。アメリカに対して、意見が言えないのがアベ政権である。トランプの一国主義はいざとなれば、アメリカ優先で日本など、防人にしておけという事になる。

石垣島の人たちも、このアベ政権の無残な姿をよくよく見て置かなればならない。特に中山市長はこの状況をどう考えるか、石垣の安全を考え反省してもらいたいものだ。与那国町議会が県内で初めて投票関連経費を削除する予算案を可決した。与那国島には自衛隊基地が出来て、自衛隊員が住民のかなりの数いるのだ。石垣もこうなってよいのか。中山市長はアベ政権からの指示で、辺野古是非の住民投票すら拒否する方向である。自衛隊基地が石垣に出来れば、抑止力の為に米軍が駐屯することに繋がる。同盟国であれば、基地の共用は当たり前という事になる。当たり前どころか、お願いしてもやらなければとアベ政権は主張するだろう。トランプアメリカは沖縄の基地がただで使えることを、有利と考えているに過ぎない。万が一、中国が日本を攻撃することが起きたとすれば、石垣自衛隊基地は、中国の最初の攻撃目標になるだろう。基地がなければ石垣を無視するはずだ。尖閣諸島は国際裁判所の判断に任せればよいだけのことだ。話し合いで解決する努力もせずにいるのは、日本の不安感を高め、仮想敵国中国を強調するために過ぎない。石垣の公明党はどうしたのだ。

 

 

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