次の国会で憲法改定の国民投票が決まる。
安倍氏は故郷山口での日本会議がかかわる講演会において、つぎの国会に憲法改定案が出すと発言した。国会に出されれば、必ず強行採決されることになるだろう。という事はこの秋に憲法改定の国民投票が決まるとしなければならない。憲法改定案には9条3項に自衛隊を明記するという事を中心として、3つの要件が加えられる案のようだ。3つの要件というのは併せて行う事で自衛隊の明記を曖昧にするためのカモフラージュ案件である。憲法改定においては、ひとつづつ決めなければならない。本来であれば、4回の国民投票が必要なことだ。憲法とはそれほど重いものだ。それでも併せてやることにするとしなければならない。どうしても4つを同時に国民投票にかけるとするならば、一つずつに〇✖を付けなければならない。しかし、こうした投票の決め方も、今の国会の状況であれば、自民党の都合の良いように決められるだろう。ついにここまで日本が来てしまった。平和勢力の努力が足りなかったという事なのだろう。次の世代の人たちに辛い世の中を残すことになり、申し訳ないことだ。
国民には少なくとも自由投票は許されている。ところが、自由に危うい軍国主義を選択する可能性がある。強引に投票まで進めば、洗脳されてしまった人たちは、こぞって自衛隊明記を選択するだろう。まさかと思えた、トランプ大統領の選択。イギリスのEU離脱。資本主義がここまで来てしまったという事なのだろう。格差によって差別されている人たちが、トランプを選んだと言われている。日本でも格差が固定され、抜け出られない状況である。ところが、格差されている人々こそ、より格差が進む道を選択してしまう。ここに大きな疑問がある訳だが、人間というものの欲望のなせる業なのだろう。譲るという事が出来ない。自分だけが良ければというところから抜け出ることができない。自分が競争に勝つという事だけが生き方になってしまう。そういう人間の方が多いいという事なのだろう。だから、資本主義は機能し、最終段階に進んでいる。共産主義や社会主義は競争に敗れ、国家資本主義になってしまった。
このピースカフェブログは憲法改定阻止の為に書き続けてきたものだ。どうすれば日本が平和主義という理想に向って、実践できるかである。歴代の政権は平和主義を目指したことがなかった。憲法に従い、その精神を生かすのであれば、少なくとも平和的努力は行うべきであった。平和的努力など無駄なものだと決めつけて、歩んできた。政府というものが、平和的努力を本気で行うことなく政治を行ったことは、憲法違反である。そして今になり、平和的努力など無駄なものだ。武力主義で行くほかない。憲法を改定して自衛隊を明確な軍隊にする必要がある。こういう滅びの道を主張をするところまで来てしまった。平和的努力とは何か。これはほとんど無駄とも見える努力のことだ。空しい努力である。理解されないような、地道な努力である。平和的努力など戦争を阻止できるわけがないと思えるような努力だ。それでも平和に生きるためには、この徒労にも見える平和的努力を重ねるほかない。自分が平和に暮らすことから始まる。競争から降りることから始まる。
ついにアベ政権によって、憲法改定の演目がかけられることになりそうである。何としてもこれだけは阻止しなければならない。その道の先には戦争しかないのだから、諦める訳には行かない。ここで自衛隊が明記されれば、もう日本の軍事国家は扉を開けたことになる。ソフト独裁が徹底して広がってゆくだろう。日本の3つの権力は安倍ソフト独裁政権の言いなりになるだろう。裁判までアベ裁判になる時代が来る。人事による忖度で全てを動かしてゆく。出世したい裁判官はアベ政権のご意向に従う判決を出すことに躍起になる。アベ忖度の踏み絵が憲法改定である。いまや憲法を改定すべきでないと考える議員は自民党には居ないだろう。独占禁止法ではないが、政権党が安倍一色になる危険。安倍色以外では日の目を見れない政治家稼業。自民党が国民政党ではなくなったという事だ。ソフト独裁の中で、国民が自ら進んで支配される道を歩んでいる。