ジャガイモクラブ

   

11か月経過した、ジャガイモクラブの最後のジャガイモ。しわくちゃのみすぼらしいジャガイモだが、私には宝のジャガイモである。秋じゃがを作らず一年ジャガイモが自給できた。初めてのことである。食べてみると意外に普通に食べれる。

舟原田んぼのお隣に、農の会でお借りした農地が7畝ほどある。タマネギの会が半分、ジャガイモクラブが半分を使っている。ジャガイモクラブはジャガイモの共同畑である。見た目がジャガイモの人が、参加条件という事ではない。どなたが付けたのか、言い得て妙な見事な名前だ。イケメンも美女も参加は可能。ジャガイモの種イモ10キロをそれぞれが準備して植える。その場で種イモを切りながら、灰をつけて植える人も居る。私は2週間ほど前に種イモ切って、干してから植えることにしている。やり方も畑作りもそれぞれの方法で違うところが面白い。堆肥を入れて植える人も居る。畑は2週間ほど前にソバカスを撒いて、トラックターで耕して置いた。そこを耕運機で畝たてをしてくれてあった。それぞれがやれることを協力して進めている。一人よりみんなでやる方が楽という事が実感できるのがジャガイモクラブ。私は試しに昨年収穫した種イモも植えてみた。比較してどうなるかである。品種は男爵にしている。

ジャガイモクラブは今年で2年目になる。昨年もそれなりにとれて、なんと今もそのジャガイモを食べている。自給自慢ばなしになるが、11か月目のジャガイモが実に美味しい。美味しいと言う以上にいとおしく、有難くいただく。二畝が持ち場なのだが、10畝並んでいる。お隣のやり方が、とても参考になる。草をとる人採らない人。芽かきをする人しない人。作業は助け合いながらやるのもいいのだが、上手な人のやり方が参考になる。土寄せを今年はしてみた。昨年、よく取れて喜んでいたら、岩本さんが土寄せをしてくれたのだそうだ。今年は自分で土寄せをしない訳にはいかなくなった。草取りは出来る限りしないことにしているのだが、人目があるので、いくらか草取りもしている。今年もそろそろ収穫の時期を迎えている。なかなかの出来のようにみえる。10倍の100キロ取りたいのだが。

私の栽培法は肥料は少ない方だと思う。植えこんだ時は何も使わない。燻炭だけは撒いてやる。理由は考えないのだが、いつもそうしているので、なんとなく燻炭は必要な気がしている。燻炭を撒くと微生物の増加があるような気がする。芽が出てから、土寄せをする前にソバカスを撒いた。ソバカスは土に混ざると効果が高まる感じがする。効果を高めるためには、植える前にもソバカスを撒いておく必要がある。ソバカスで増える微生物を活性化させる。こうやって育てたジャガイモの何が違うかと言えば、保存の期間が長くなる。写真のジャガイモは常温で11か月目のものだ。まず収穫したら、ハウスに広げて乾燥させる。乾燥させた後段ボール箱に分けて詰め込んでおく。毎月5キロほどを食べてゆくのだろう。腐るイモもない訳ではない。芽も出ない訳ではない。しかし、その結果として、収穫して11か月目でも味も悪くなく食べれる。昨日もおでんにして食べた。

自給生活を考えた時に、みんなでやった方が合理的な作物と、一人でやる方が合理的な作物がある。ジャガイモやタマネギのような保存のきく作物は、みんなで作る方が時間の節約になる。果菜類のように、身近にあって食べるときに取ってきてというような作物は、住まいのそばに畑がなければ時間の無駄になる。朝、一回りして水やりなどするというのがちょうどよい。ジャガイモのように、畑を一遍に機械で耕す。10人分でも、一人の分でも機械の使用は同じようなものだ。それは畝たてもそうだろう。やるとなれば、広い方がやりやすい。では機械を使わないで、10キロのジャガイモの畑を準備するとなると、相当の時間と労働になる。タマネギも同じだと思っている。たぶんサツマイモや里芋も同じだと思うが、対して食べないのでみんなで作るまでもない。ジャガイモは少なくとも60キロは必要だ。玉ねぎは365個は必要。そうなると、みんなで作る方が合理的だ。

 

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