タマネギの会

   

 

タマネギの会の畑。やや成長してきた。ここで1人200株で10名。私のタマネギが全員の中で一番貧弱である。奥の方が大体いい出来である。私の所は手前の一番左だ。場所の問題だと思いたいが、それだけではないような気もする。奥の方がメンバーが良いのかもしれない。

タマネギは日増しに大きくなってきた。畑に行くたび少しホッとする。タマネギ栽培としては史上最高のできだ。と言っても12人の内では私が一番良くない。一番良い人で普通の玉ねぎ畑のレベルにまで来た。それでも家の方の畑よりも、タマネギの畑のものの方が出来が良い。特に、奥の余った場所に植えさせてもらったものはそこそこ普通にできている。玉ねぎは土の様子が生育に影響が強いようだ。タマネギは有機農業ではなかなか難しい作物だ。土の様子は草の生え方にも影響している。雑草というものは均一には出ない。生えるべき場所に生えてくる。スギナばかり出てくるところもあれば、ハコベが密生するところもある。それは土の状態の表れによる。玉ねぎは土をかなり選ぶようだ。タマネギに良い土の場所で作れば、良くできるらしい。それはスギナの生えるような場所はダメという事なのだろう。酸性土壌を嫌うという事だけではないと思う。土壌の水分も影響している気がしてきた。田んぼの土は悪くないようだ。日照は影響が少ないようにみえる。苦手作物のネギ類。もう一息である。

タマネギもよく使う常備野菜だ。玉ねぎを一度だけ一年間保存して食べることができたことがある。365個あれば一年使える感じだった。いつもは年内にはなくなってしまう。半年というところか。今年こそと考えて沢山タマネギを作った。500個ぐらいは植えたのだろう。それがずいぶん減ってしまい。現状で365個ぐらい生き残っているという程度である。その中で普通のサイズまで成長できそうなものが、200個あればいいのだが。植えてから冬の間に枯れてしまうものがかなりあった。小さいまま成長せず霜枯れるというような感じだった。冬を越せないで傷んでしまうものが半分あった。それでもやっと冬を乗り越えて持ち直して今成長している。とう立ちしたという話も聞いたが、いつも6月半ばまでそのままである。立葉が枯れてから収穫している。今までもとう立ちしたことはない。品種はネオアースだ。

草取りは今年は比較的頑張ったほうだと思う。タマネギの会でやっているので、草取りは各自自分で取り組むことになる。それでも人目もあるし、ついつい草取りをした。5回ぐらいは取ったと思う。草の方はいつでも生えてくる。何度でも生えてくる。黒マルチをしている人もあるのだが、完全に草が防げているとも思えない。黒マルチが草取りをやりにくくしているようにも見える。黒マルチが土を痛めるという事はないのだろうか。上手く行っている人は、草を完全に取っり続けている人のようだ。立ち上がりの草取りが徹底している。タマネギの畝間クローバーがコンパニオンに良いというのでやっている人がいるが、今のところ生育は今一つに見える。クローバーに草負けしているように見える。まだこの先3週間ぐらいでぐんとよくなるのかもしれないが。

タマネギの苗作りがやはり課題だ。今年も上手く行かなかった。成長が遅かった。今度はセルトレーで作ってみようと話している。成長の遅さを見ると、種まきの時期や苗土の調整も悪かったのだろう。苗箱蒔きにしたのは私の場合はダメだった。水やりが悪かったのかどうか。玉ねぎ苗は本当に難しい。来年こそと心に誓っている。直播にしたものもここにきて成長はしているが、大きいものになるというほどではなさそうだ。上手く行っている人の畑を見ると、相当に肥料を与えているように見える。有機農業の場合の肥料をどうするかも課題だ。唯一私のタマネギの良さを見つけるとすれば、持ちの良さである。一年間常温で保存できたことがある。腐るものも少なかった。味も良いと思っているが、これには客観性はない。

 - あしがら農の会, 玉ねぎ, 自給