10月の自給作業
9月はトオモロコシがよく食べた。だいぶハクビシンにも食べられたが、食べたいだけ食べたので、納得している。小豆もそこそこ採れた。干していた小豆はきれいに乾いたので、来年の種にしまった。しっかりとした黒小豆であった。宮古島の黒小豆は小田原でも黒かった。そばも結構実ったのだが、収穫が面倒だと思っていたら、雨で倒れてしまった。10月でもトマトは少しづつ食べられる。ハウスの中に植えてあるからだ。ゴーヤもまだなっている。農家は片付けだと聞いたことがある。勤勉な農家は作物を早めに片付けるという意味である。私が駄農であるのは確かだが、一つでもなりそうな作物をいつまでも片付けられない。あの最後の実を食べたらば終わりにしようと、ずるずる行く。10月のトマトの愛着。なかなか赤くならないが、もうちょっともうちょっとと楽しむ。そのうち青いままで止まってしまうので、これは煮込み料理に使う。狭いハウスにある2本だけのトマトだが、年によっては年越しになる。たいていは、正月の雑煮用に小松菜をまくまでは片づけない。
大豆は、今枝豆状態で草に埋もれている。どれだけ豆になるが分からないが、畑をやる時間が取れない。自給農はやれるようにやるしかない。いくらかは食べられるだろうと思って言う。草の中にきゅうりとカボチャが這い回っている。きゅうりは時々食べている。ときどき大根まで草の中で見つける。どれだけ草があっても出てくるものもある。3日から稲刈りである。私は4日から参加する。大事な1日目に私は参加できないくて申し訳ない。稲には病気が出ている。一定のところで踏みとどまっているという感じだ。昨年も病気が出たのだが、今年ほどではなかった。年々広がるのだから、何か手を打たなければならない。今のところ、秋起こしをやる。と思っているのだが。仮肥料が効果があるらしいので、燻炭を病気の出たあたりに、撒くことにしたらどうだろうか。冬の間に燻炭づくりに精を出すことか。
自給農に追われるようでは仕方がないのだが、さすがに水彩人の事務所をやっている間は、畑の方は少し手抜きである。