田植え4日目の田んぼ
6月4日の早朝の10番、11番、少し9番の田んぼである。上の道路から撮影している。全体で言うと下の方の田んぼである。今年は1番から11番まですべての田んぼが水で繋がった。田んぼのすぐ向こうは柿の木の畑である。根元には里芋が作られている。その奥が栗林だ。さらにその奥の林の下が久野川が流れている。あの辺りから、猪が侵入してくる。
田植えを31日に終わったので、今日が4日であれば、4日目の田んぼである。今年は分かりやすい。6日が転がし始めである。既に根付いて立ち上がっているので、転がせるだろう。31日にソバカスを全体に蒔いた。撒いた量は軽トラ一1杯である。暖かい日照が続いたので、一気に発酵に進んでいる。ミジンコ既に発生してきている。夜、蛍を見に行ったがまだであった。もうそろそろ出てくるのであろう。
10番、9番、8番と見えている。手前の青い屋根がハザがけの棹が仕舞ってある場所だ。9番の田んぼが一番水が溜まりにくい。今年も少し苦労したが、昨日の雨で、満杯になった。水がいつも足りない状態なのだが、この田んぼが一番収量が上がる田んぼで、14俵とかいう記録だったと思う。水は少ない方が取れる様な気はするが、それでは草が多くなって手に負えない。だから、入水口の田んぼは水を少なめでもいいのではないかと思って少し調整をしている。8番の田んぼは田んぼ自体に高低差が大きい。上の方をギリギリ水を張ると下の方が、かなりの水深になる。
11番のもち米の田んぼである。喜寿糯。右端に作った塩ビ管が10番から水の来る管である。水に映っているのは雲である。この田んぼは従来大きな穴があり、田んぼにはできないと言われていた場所である。穴に大きな石をかなり落とし込み泥を入れてやっと田んぼに戻した。冬の間いつも沼地状態になっていた。それが土壌を悪くする原因で問題が出て、昨年は収量的にかなり悪かった。手前に水路を作りだいぶ改善したつもりなのだが、土のにおいはまだ悪い。今年は水温を上げるために、10番から水を持ってきたのだ。これで少し改善を期待している。
1番から、8番まで見えている。今年は、3番で苗代をやった。4番で苗代を続けていたら、倒れるようになったからである。3番は入水口の田んぼなので、倒れないのではないかと想像している。当然のことだけれど、この田んぼが一番ミジンコが湧くのが早い。毎年苗代の田んぼから生き物が始まる。これが朝田んぼに行く楽しみになる。6番の田んぼは湧水だけで栽培している。水はヒタヒタ水で行く。ここもいつも水が湧いていて、状態が良くない。良い点では草があまりないので、浅水で思い切って行ってみるつもりだ。
田んぼ全体では、排水はない。入水分は下の田んぼ、下の田んぼに流れて、11番と9番で収まるように管理している。水が流れ出てはもったいないという気持ちだ。田んぼで暖まった水は、貴重な水で、すべてを含んだ良い水になって次の田んぼに行く。この良い水を外に流し出して無駄にはできない。