野遊び探検

   

8/18日に行われた美しい久野里地里山協議会の野遊び探検は100名を越える人が参加をした。今年の内容の変更点は、生き物観察をやめて、いろはもみじ苗植栽100本の植栽を行いました。当日参加スタッフは10名程度。私はこの活動には出来る限り参加するようにしている。小田原植木さんの、舟原の圃場で行われる活動で、この地域の良さを一番アピールできるものだと考えている。小田原植木さんの圃場は舟原集落から久野川沿いに200mほど登ったところにあり、大木が生い茂り、珍しい植物も沢山ある。2ヘクタールくらいの場所だ。里地里山協議会では、久野川の上河原橋から、散策道を和留沢に向けて作る計画である。地主さんの了解を得ながら、すで峯自然園までは整備が進んでいる。河岸が秋には紅葉で埋められるように、モミジなどの樹木の植栽が進められている。

今回の野遊び探検では、苗木の植栽をしてもらった。参加者は1本は植えられたのではないだろうか。良い思い出になり、いつか紅葉が大きくなった頃また見に来てもらいたいものだ。野遊び探検は危ないギリギリの川遊びや、焚き火などやってもらおうと考えている。危ないからやってはいけないのでなく、危ないから経験して置く場になればと思っている。だから運営側には、事故が起きないよう細心の注意が必要になる。事故に関しては自己責任ということになってはいるのだが、やはり事故は起こす訳にはいかない。と言って川に入ってはいけないではなく、子供たちが川に入ってけがをさせないようにする。川に入ってくちびるを紫にしていた子供たちがいた。今年で4年目になるが、事故が起きたようなことは一度もない。私は火の係だったのだが、子供が薪を入れたいというので、どんどん入れたいだけ入れさせ、熱くて近づけないような大きな焚火にした。火が熱くて危険なものだということだけでも知ってもらえればと思う。

食べ物は、その火で煮たり焼いたりして食べる。100数十名の食材を準備して、調理して、食べつくすというのも、なかなか大変である。しかし、火で焼いて食べる経験だけでも、美味しく食べてもらえたのではないかと思う。今回は4回目ということで、過去に参加したことのある人と言うので手を挙げてもらったら、かなりの人が手を挙げていた。そうした人が増えてくると、流れが自然と良くなる。アユを放流して、つかみ取りというのもやるのだが、子供たちがそれは大騒ぎで捕まえる。やっと捕まえたアユを、自分たちで作った竹串で刺して、塩焼きにする。小田原植木さんの森には、そういうアユを放流してつかみ取りが出来る場所があるというところがすごい。大木から大木に縄をかけて、そこを滑空する遊びも子供たちには人気だった。はらはらするほどスピードが出て、林の中を飛んでゆくのだから面白いはずだ。

毎年野遊びも工夫が加わり、楽しくなっていると思う。竹細工を行い、刃物を使うのだが、昼食べる食器は自分で作ったものということになっている。集まり最初にみんなにやってもらう作業だ。お皿、スープの皿、竹串、箸。何とか出来たようだった。今年は楽器を作ったりしている人たちもいた。楽器作りはもう少し、内容を広げられそうに見えた。今年の特徴は片づけを参加者が自主的に行ってくれたことだ。参加費はこの内容で、一組1000円は格安である。今年は、この活動が、わんぱくランドの活動とも連動してということだったようだ。それもあって、スタッフが不足したのかもしれない。内容からいって、同日開催は少々無理なことのような気がした。

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