田んぼを作る
田植え前の様子
田植え後の様子。
田んぼを作った。16日に田植えをした。全く新しい所に作ったのは2度目である。家の脇の下段の畑に作った。。希望としては、30坪の田んぼを作りたいと考えている。しかし、水の量から言って一度にそれは無理そうである。そこで今年は5×11メートル-3=52の田んぼを作った。これで25センチ角で植えると832株の稲を植えることが出来る。実際は、787株になった。つまり、一列分減っていることになる。この田んぼは冬水田んぼにする予定である。年中水があるような田んぼにしようと思っている。稲作で気付いたことを確認し、実験する田んぼである。もちろん自給の田んぼでもある。笹村農鶏園もほぼ完成の形にこれでなる。一株の収量を130粒として、一株当たり40グラムとすると、30キロ位のお米が取れるのではないか。反収で9,6表だから少し無理か。せめて、20坪まで広げられれば一人の人間の最低限の田んぼとなる。水の様子を見て、来年可能なら広げてみる。
作り方は前にも書いたが、もう一度思い出して置く。田んぼになる場所を平らにして、水を入れるだけ入れて、大雨の日に代かきをした。1日で田んぼになった。これは、クローラータイプの小さなトラックタ―があるから出来ることではないか。以前山北で田んぼを作った時は、シャベルだけで作ったので1年がかりであった。底のない土であるから、すぐ沈み込むので、普通のトラックタ―では難しいのかもしれない。ともかく、代かきを良くしたら、水持ちの良い田んぼになった。もう一カ月以上たつが、水が干上がることがないので、いよいよ田植えである。稲はハウスで作り素晴らしいものが出来ていたのだが、欠ノ上の苗が小さかったので、交換で提供してしまった。その後、欠ノ上のものを再度養成していて、大分大きくなったのだが、今度はめだか田んぼで持って行ったので、いよいよ小さい残り苗での田植えとなる。しかし、小さい田んぼで、平らにしてあるので、苗は小さくても田んぼで大きくすればいいと思う。
今年は、あちこちで苗が不足したようで、随分多めに作ったのに、すでにかなりの枚数提供した。苗箱で10枚がまだ残っているが。4か所の田んぼが不足したということである。余分に作っておくということは、悪くないことのようだ。最後が子ノ神田んぼだが、苗取りで苦労しているが苗量は大丈夫だったようだ。一人でやるなら、線引はせず、印をつけた棒を持ってやる。これで結構早くできる。先日も欠ノ上の残りの3角田んぼを棒で田植えしたが、簡単に出来た。ただし、この田んぼは底がまだないから、足は取られた。それでも田植えが出来ないほどではない。隅の方に、代かきの出来ていない所が一部あった。この後どうなるだろうか。新しい田んぼは草が出ないという事が一番ありがたい。苗の比較実験は、残しておいたものが、良いものから無くなったので、今年は出来なくなった。水管理では、色々試してみたいことがある。分ゲツの進捗状況とか、無効分げつとかも、よくよく観察してみたい。
田んぼ作りで言えば、トロトロ層というものがどういう順序で出来るのかが、観察目的。物理的な代かきで、上層に細かい土の層が出来ている。そのあたりが、1月の間に黒い粘土の様な層に変わっている所がある。腐植質が腐敗したような感じでもある。まだ、田んぼの土ではないが、減水深は田んぼより小さい。田んぼのことではないが、鳩麦を昨日作付した。写真の手前にあるのが鳩麦である。鳩麦は苗を作って置いて植えた。50株程度である。もちろん直播で良いものだが、畑の準備の都合で、やはり苗を作っておいた方が、楽である。鳩麦茶は良く飲む。鳩麦は家伝の薬と聞いている。ヨクイニンと言っていぼを取るらしい。皮膚がどうも調子が悪いので、鳩麦茶でも飲んでみるかという事だ。ついでに、夏野菜の苗もみんな植え付けた。これも遅れた植え付けであるが、まだ間に合うだろう。この続きは田植えが終わってから書くつもりだ。
昨日の自給作業:田んぼの周りの草刈り3時間 累計時間:54時間