電気自動車の新しい利用法
電気自動車を住宅・工場の電源に…三菱が実験三菱自動車は11月17日、電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」を住宅用やオフィス、工場の蓄電池として活用する、大規模な実証実験に乗り出すことを明らかにした。アイ・ミーブを改造して施設に電気を供給できる放電機能を加え、太陽光発電の発電量が落ちた時などに施設に電力を供給する。アイ・ミーブへの充電は、電力料金の安い夜間のほか、昼間は太陽光発電などを利用し、電気代を安く抑える効果も期待される。
これは実に良い発想である。なにしろ費用がかさむのは蓄電池とコンバーターである。エコ発電はここがネックになってきた。結局自家発電の広がりをさえぎる壁であった。電力会社が独占的に電力政策を運営してきた。極小が極大に並べる。それに風穴を開けられる発想である。もし、車の蓄電池が、家庭電源につながることが出来るなら、エコ発電の発電ムラを調整できる。風が吹かない。太陽が照らない。あるいは渇水。そうした日にも車から最低限の電力がとれる。これならエネルギーの自給に一歩近づく。車の場合量産の効果は大きいはずだ。今のところ電気自動車は1車種何千台のレベルだが、一ケタ違う何万台にはなるだろう。そうなれば価格もぐんと安くなり手が出るだろう。それまで今の車を大事に使うことにしよう。バイクの方は電気だからと言ってそれほど価格的には変わらないものが、販売されている。田んぼの水を見に行くときに使いたいと思っているのだが。荷物が積めないなら無駄だと言われて、買わないことになった。バイクでは無理か。
もし、自動車が蓄電装置化したら、水力発電も是非とも試みたい。田んぼに車を駐車して、蓄電する。そういうのは駄目かな。久野川の舟原付近には5台の水車があったそうだ。水車は一つの投資的事業であったらしい。財力のあるものは水車はどころか、水力発電を試みた時代があった。今の時代、電力会社の独占保護のために発電行為は、自由にはできなくなっている。第一に川というものは、ほとんど実質は使えなくなっている。子供のころ山梨の芦川では村営の発電所があった。全国的にも珍しいことではなかった。マイクロ発電の世界は、あの時代より発電効率が格段に良くなっている。発電方式も様々な新しい試みがある。自家発電した電気を自動車に貯める。これが出来るならばエネルギーの自給がそこまで来る。
蓄電池は日本は技術的にも生産量でも先端をゆく。リチウム電池の登場電気自動車やハイブリットカーは実用化された。電池の世界は今技術革新が目覚ましいようだ。もう一段進めば、家庭用の蓄電池も可能かと考えていたが、自動車で可能なら、一挙に解決が近付く。自給生活の一つのネックになる、エネルギーがエコ発電と蓄電池で1歩前進しそうだ。CO2削減と電力というと、どうしても原子力発電という発想になる。これをとどめるためにも自然エネルギーの見直しとともに、蓄電池の利用と開発。十年後は電気自動車が一般的になる。その一番の技術革新は蓄電池のはずだ。一台あたり、10万円ぐらいになるだろう。そうなれば、車価格もガソリン車と変わらないはずだ。急速発電が一番に言われるが、家庭での充電方式の良さもある。家に駐車している夜間に充電する。車を使わないときは、その電力を利用する。電力の使用量の平準化も図れることになる。