苗代作業

   

苗代がどうなるかとても心配であった。心配の割りに考えが又足りなかった。いくつかの失敗をした。1ベットに両側から置くのでたて2列になる。100トレー置いて、15メートルとおおよそ考えていた。300置ける45メートルが圃場のサイズ。両側にトラックターの回転の余裕面積。それが、5本で1500のセルトレーが置けるはずだった。しかし、セルトレーの総数の読みが、もう少し少ないと考えてしまった。何故総数がわからなかったかと言えば、新規購入数と苗箱保持数を、充分に把握していなかった。圃場は中段を使えば、充分の面積と考えていたので、多めに作ればいいやとだけ思っていた。所が、結果的には、1500トレーはギリギリの数で、読みがはずれたが幸運にも何とか収まったと言う結果。冷や汗をかいた。中段の圃場の残り面積をみると、後200トレーが限界のようだ。

苗を置く面積はかろうじて、大丈夫であったが、ベット巾では重要な失敗をした。もう少し巾が広いほうがよかった。いつも大雑把作業だから、こういう結果になる。実は、お借りしたトラックターが大きくなり、ロータリー巾がかなり広いと、思い込んでしまった。測ってみても広かったのだが、出来上がったベットの巾は、昨年より、5センチ広いかどうかの結果だった。寂しい。中央に溝を入れたいと考えていたので、この点、説明の時点ではまだ広いと思い込んでおり、本当に、情けない。訳のわからない、申し訳無い結果になった。ベットに置いて行く時、この点が少し手間取るが、ベットをを広げるつもりで整地して欲しい。今日行うグループはこの点で再度の調整をしてもらいたい。

今年は天候が雨ばかりで、田んぼに入る事すら難しかった。これもいつも乾いていたもので、つい油断してしまった。様々な人が大勢で参加するので、代かきをした田んぼで作業するのは、不可能。代かきまで持ってゆくけれど、通路はしっかりしている。至難のわざ。ベットの水平は想像より平だった点は助かった。土の大きな移動は無いようだった。水糸張りでは、諏訪間さんの言われる事を最初から聞いておけばよかった。結局、諏訪間さんが一人で全てをやり直してくれて、何とか凌いだ。代かきが無理なのだから、せめてベットの土の細土状態を作り出すこと。トラックターの操作の注意点。速度は一番遅く。ロータリーは早く回転。動き出したらトラックターのパワーは一定にすること。回転場所は出来るだけ練らない。そうは言っても、気候的にも、運転技術的にもやむえない所があった。

種蒔きも10日間の時間差がある。多くのグループが順番に行うので、やむ得ないこと。同じ圃場でやるのだから、代をかいても結局やり直しになる。やはり、直播技術の挑戦を再開しなければならない。「シバタプラセールファーム」の直播を見学させてもらうことが、第一におこなうことだ。メールで可能と言う、返事を早速戴いた。このチャンスを生かさなければならない。4月26日が種蒔き。17日にセルトレー蒔きをして、26日に見学して、その後直ぐに実験播種に入れば、まだ間に合う。湛水直播のようだから、相当違う成り立ちのようではある。それでも、やって見ないことには先に進めない。土壌が出来ているかどうか。トロトロ層の形成が鍵。こう書かれている。この点では、土壌は年々改善されている。条件的に冬水は出来ない。その冒険にはまだ踏み切れない。棚田での冬季湛水は、どうしても恐くてできない。平地の田んぼの方は、今度は冬水が来ない。

昨日の自給作業:苗代整備、2時間 累計時間:7時間

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