小田原サポートセンター祭り
小田原市には市民活動をサポートする、「サポートセンター」というものがある。市民会館の4階フロアー半分を占めている。様々な市民活動をしているものにとって、この施設はとてもありがたい存在である。ビラを印刷する。会議を持つ。情報案内を置かせてもらう。以前はロッカーを借りていて、会の共通の材料の置き場にもさせてもらっていた。昔は、行政が直接管理をしていた。今はNPO法人への外部委託である。そのサポートセンターが、年に1回お祭りを行う。第5回目の「サポセン祭り」。サポセンと言う言葉になじみがなかったので、今でも馴染めない変な名前だと思う。この祭りも少しづつ形を、感触を変えているようだ。市民文化祭と言うようなものは、もう一つ中央公民館で開催されている「公民館祭り」がある。こちらは自治会中心に開催されるいわば伝統的なもの。いずれも外部から、お客さんが来て楽しむと言うより、参加している団体の交流が中心になっている。
ダンボールコンポストの配布活動で、サポートセンター祭りに参加をした。何らかの形で毎回参加してきた。今回は、今まで無料配布してきた「ダンボールコンポスト」が、販売できるものなのかどうかを、確認するために参加をした。ダンボールコンポスト一セット1000円。これで売れるようなら、ダンボールコンポストの可能性は広がる。行政が取り組む生ごみ堆肥化の検討にも参考になるはずだ。12セット用意した。ばら売りも可能と言う事で、交換材料だけなら500円。用意したものは全て販売された。セットでの販売が4つだった。今までの取り組みでこの半年で、150近くを配布したことになる。もし、行政が取り組むようになった場合。地域のお店で販売してもらうのが一番いいだろう。交換材料を600円で販売し。100円をお店の経費。100円を材料を作る費用。材料作りは地域作業所にお願いするのが良さそうである。400円くらいが原材料であるが、大量に手に入れれば、安くなるだろうから、販売が500円と言うのも可能かも知れない。
サポートセンターの感触が、とても変わってきている。行政管理の頃は、管理規約を楯に、あれもしてはいけない。これも困る。とても使いにくかった。NPO団体の委託管理になってから、とてもいい対応になった。例えば、以前であると、農の会の通信をこれは営利目的であるから、だめだと言って断られた。平和活動でさえ、政治活動であるといって断られた。管理規定が問題なのだ。その管理規約は今もそのまま生きている。「政治活動」「営利活動」禁止の項目は今も在る。市民活動がそうしたものと、関わりないものである。と、考えたい行政の思いがにじみ出ている規約である。ただし、「趣味の範囲の活動」も禁止となっている。要するにどんな活動も、規約を楯にすれば、禁止できるようになっている。以前からこの点は抗議してきたのだが、今の現状はいけないと言われることがなくなったので、規約については、「糠に釘」のようなことなのだが、早急に換える必要があるのは当然の事である。
●使用の制限
次のような場合は、使用できません。
(1)公の秩序又は善良の風俗を乱すおそれがあるとき。
(2)施設又は設備を損傷し、又は滅失するおそれがあるとき。
(3)集団的又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある集団の利益となるとき。
(4)宗教活動、政治活動と認められるとき。
(5)営利活動と認められるとき。
(6)センターの設置目的に反した利用をするおそれがあるとき。
(7)その他、施設の管理上支障があるとき。
●お願い
・市民活動サポートセンターは、市民の皆さんの公益的活動支援を目的とする施設です。趣味の範囲での活動は使用をご遠慮ください。ただし、活動団体の新たな芽を育むことも目的としていることから、近い将来公益的活動を予定している場合は利用できますので、ご相談ください。
以上のような使用制限が記載されている。いつこのおかしさに気付くのであろうか。