50肩痛

   

去年の暮れ頃から、肩が痛くなって来た。3年ほど前、左肩が1年ほど痛かった。この時は激痛で、服が着れないほどになった。肩があがらない。右手でなかったので、何とか日常の作業は続けられた。そのときも肩痛の事を色々調べたりしたが、要するに老齢化と言う事で、致し方がないことのようだった。何時までも治らないような不安があったのだが、特に治療と言う事はしなかった。運動をすると言う事もなく、ほとんど肩が固まったように上がらなくなった。そこまで行ってから、無理やり動かし始めた。痛いときは動かすな。と言う考えもあるようだが、無理やり痛いのに、急に運動をした。それで居て、又動かさないと言う、最悪の態度で過ごしていたのだが、結局時間が来たのか、徐々に痛身が引いてきて、動かせるようになった。以前のように自由に動くと言う事でもない。綺麗に回せたり、真っ直ぐに上げたりはできないままである。

今度は、右手に来た。これは重くなったら、作業に差し障るし、大いに困った。そこで最初から、熱心に動かした。前回の反省である。今までの経過を記録しておく。11月頃、何となく肩が重い。肩凝りかなという感じで始まった。徐々に痛みが加わってきた。12月にはいる頃には、これは50肩が又来たと言う事がわかった。痛みの感じで近いのは、肩で歯痛が起きているような、熱っぽい鈍重である。まだこの頃は動かすことに不便はなかった。ともかく今回は、運動をして動かせなくなるのだけは回避しようと考えた。運動法などしらないので、ともかく肩を回す運動。次に、合掌をして、肘を近づけ、左右に開く。これの繰り返しである。後は肩周辺のマッサージ。筋肉を下から上に上げるように、満遍なく。肩甲骨辺りのこりが加わるので、こちらもほぐす。それでも痛みは徐々に増していくようであった。

1月に入ると、不安が増してきたが、前のときと状態が似ているので、まだ痛くなるだろうと考えて経過を見た。痛いから、運動は割りと熱心に続けた。2月になっても、さらに状態は悪くなった。過激な農作業なども、変わらずやっていたが、それで悪く成るという感じでもなかった。案外重いものをぶらさげて運ぶような、作業の翌日少し軽くなっている感じがした。3月には今思うと、一番悪い状態になった。手の上げ下げがきつくなった。しかし、左手の時のように上がらないという訳ではない。しかし、熱い物に触って思わず、手を引っ込めうような動作をすると、激痛が走るようになった。気絶してしまうのではないかと言うほどの、痛みで呼吸が出来ない。4月もほぼ同じ状態が続いた。しかし日常不便なほど重くはならない。5月に成ると、痛みが徐々に二の腕の方に下がってきた。これは前回回復の傾向だったので、ともかく相変わらず運動を続けた。

6月は田植えなどで、作業が連日になる。一番心配したが、作業が出来なくなるほどにはならない。そして肘が痛くなってきた。と言って肩が直ったわけではく、肩も相変わらずで、肘も時に痛いという状態が続く。途中何度も、弱気になって、病院が良いか、針、鍼灸、に行ってみようか。など気は迷ったが、自分で治せる。単なる老齢化だ。どこかで折り合いをつける。このままづーと痛いかもしれないが、そういう物と受け入れるほうが良いと、痩せ我慢をしている。時に激痛を走らせて、声を出してしまい。病院に行けと言われるが、言われるほどに行かない決意を高めている。前回の調子だと、手首が痛くなれば、そろそろ終わりが近づくはずである。前回と違い、手も上に上がらない訳ではない。回せない訳でもない。運動を続けている成果かもしれない。60までもう一息だから、50肩は、きっと60になれば治ると期待している。

 - 身辺雑記