小田原の焼却炉
小田原ではゴミ処理の広域化が進められている。
今年度はかなり具体的に進んでくるはずである。
現在発表されていることは、
湯河原、真鶴、箱根、小田原、を一括処理するそうだ。
焼却炉は小田原が引き受けて、最終処分場はどこか他所の町だそうだ。
焼却炉は溶融炉が予定されている。
ここで、一番の大切に成るのは、ごみ量の推計である。
20年後ゴミがどんな量に成るか。
この予測が何より大切に成る。道路やトンネルのように、作ったら、そこに人が居なくなったと言うのでは、無駄な事になる。
簡単に言って、今の計画はゴミはさして減らないと言う前提でたてられている。
減る要素がいくつかある。
1、人口の減少。これは今の推定より大きくなって来ているのは、実際である。努力して増やすと言う事も、市の計算には入っているそうだ。
2、人口構成が老齢化する。若い人よりお年よりはゴミを出さない。
3、社会がリサイクル、リユース型に少しは変化する。
以上がゴミは相当に減るだろうと言う、根拠である。
先日市役所の担当にこのことを聞きに行きました。答え方としては、「まだ何も決まっていることではありません。これから検討してゆく事です。これだけです。」
しかし、決まってからでは遅いのは今までの先例でよく解る事です。こうした市民の暮らしに直結する問題は、市民の事として、共に検討してゆかなければ、合意が得られるはずがありません。もし、安易に久野の現在の焼却炉を改修して、溶融炉を造るというようなことを考えているとしたら、私は、全身全霊を持って反対してゆく覚悟です。
焼却炉の建設は、市民の為ではなく、建設業者のためが第一になっている。