成田空港温泉「空の湯」
2025/12/05

小田原に行くときに、成田から行くことがある。石垣成田の直行便があるからだ。今回は早朝成田から出る便で石垣に帰ってきた。そういうときには船橋で泊まることにしていた。船橋の町が好きと言うこともあるのだが、船橋から、成田には3つのルートがあり、安心だからだ。
東京に止ると少し時間がかかりすぎる。成田に泊まれば良いだろうと言うことだったが、以前成田のホテルに泊まったら、飛行場に行くバスが、不安定で他のホテルなど経由してくると言うので、乗れない場合があると注意書きがあった。それでは落ち着かない。
そこで確実なのは船橋泊まりだと考えるようになり、船橋に何度か泊まった。この行き方がすごく気に入ってもう定番だと思うようになり、わざわざ船橋に泊まれるような時間設定にまでするようになった。船橋の飲み屋で酒を飲むのが楽しみになった。
いろいろ調べていると、成田空港のすぐそばに、日帰り温泉施設があった。泊まることも出来る。これだと思って試しに今回泊まってみた。「空の湯」なかなか良かったのだ。温泉施設の中で、おでんで酒を飲んで寝たのだが、身体は楽なことは楽だった。
小田原で4時過ぎまで石渡薫さんの勉強会に参加させて貰い。それから家に戻り準備して成田に向かった。一番心配だったのは、第2ターミナルから空の湯行きのバスがあると言うことだが、果たしてすぐに分かるかと言うことだった。電車から降りて、急いで五分ぐらいのところで、何とかたどり着けた。
30分ごとにバスはある。すでに待っている人も居て、10人ぐらいが乗り込んだから、成田を使う人はかなり利用するという感じだ。空の湯までは10分ぐらいだったが、もっと空の湯に近い京成の「芝山千代田駅」があった。そこからは歩いてすぐだった。芝山千代田行きの電車に乗って第二空港駅まで来たのだから、そのまま終点まで行くべきだった。
空の湯は新しい建物だった。6年前に出来たと書かれていたが、そうは見えなかった。建物内部もピカピカの一年生のようだった。システムはほとんど一般的な日帰り温泉と同じだった。館内に入るときは靴を脱いで、下駄箱に入れるというのが定番である。
まずは今晩泊まる、カプセルにはいる。最近キャビンと呼ぶところもある。少し広めであり清潔感がある。昭和のカプセルも良いのだが、少し広くてロッカー付きという所が令和のキャビンかなと思う。何故かこういう狭い場所だとよく寝れる。いつもそうだが、カプセルだと朝まで熟睡である。
早速、サウナに行く。なかなか綺麗なサウナだった。温度も好きな90度ぐらい。座る場所は五段の階段状になっていて、好みの温度で味わうことが出来る。満杯で入れば50人は行けるのではないかと思う。かなり広いサウナだ。テレビ付きで音量も大きい。
テレビがある方が良いのだが、音の小さいところが多い。何を言っているのか分からないテレビを見ているのは辛いものがある。相撲中継をサウナで見るのが最高だ。もう出ようかというリミット時間が来ても、取り組みが始まるとなると出られない。それが長い相撲になると、大変なことになるが、出ない。
座る場所に背もたれがあるところが良い。といぅても上の断崖素性に座れば、背もたれは使えない。混んでいなければ、背もたれを使いながら、使っても迷惑をかけない。最近はどこのサウナもこれが定番にになったが、バタ足スポンジ板も十分ある。サウナとしては満点と言って良いのではないか。
そしてここは露天風呂が売りである。露天風呂は飛行機が見えると。それはそうだ。夜だったので、飛行機の明かりがいくらか見える程度だった。月と星がよく見えた。掛け流しの温泉の露天風呂で、外の風に当たりながら、長湯が出来る。
結局露天風呂が良いので、内湯には入らなかった。内湯についてはそれほど特別なものはなかった。流し場も十分あり使いやすくて、清潔で良かった。こういう所のシャンプーは要注意だと思っている。余り使いたくない。ボディーソープという所が多いわけだが、これも使ったことはない。
要するに分からないものは使わない方が良い。もし栓が取れない使い捨てのものなら良いが、大抵は詰め替型だ。ポーラのものなら使うのだが、中身がおかしいところもあるので要注意。要するに皮膚が上等ではないので、かぶれることがある。
水風呂も広くて十分なものだった。最近やたら冷たいところもあるが、体感温度で17度くらいで私には適温である。水風呂も全身浴はしない。立ったままである。血液の温度が下がれば良いので、全身では入らない。肩まで入り100まで数えるでは、年寄りの冷や水である。
脱衣所も掃除が行き届いている。そしてここにもローションなどあるが大抵は要注意で使わない。所が馬油のソフトローションがあった。これを試しに使ったら、素晴しく良かった。これは買いたくなった。石垣島に戻りまだ買っていない。
空の湯は最高のサウナキャビンであり、何一つ不満がなかった。また泊まりたい。若干の不満は体重計である。もう少し良いものを使って欲しい。出来れば有料で良いので、体脂肪など表示されるものをそなえてほしい。授業員の対応も丁寧でわかりやすかった。
翌朝5時のバスに乗った。早すぎるのだが、試しに一番バスに乗ってみたかった。ほぼ満席だった。5分前にバスは来ると言うことだったが、10分前に来た。そのときには10人はすでに並んでいた。みんな飛行機に乗るのだから、乗り遅れたくない。ほぼ定員まで乗って乗れない人は居ない状態で出発。
気になったのは、第一ターミナルに行くバス乗り場だったが、そこそこ離れていたが、こちらは5分おきだから、割合スムースであった。乗って6,7分かかったか。何故か、飛行機の乗り場まで一番、遠い場所が降車位置だった。時間のないときには焦るだろう。
一つ困ったのは朝食である。空の湯周辺にはコンビニはない。まだ成田空港のコンビニが開いていない。それなら、早く搭乗ゲート入りしてそばでも食べようと考えたら、売店も開いていない。これならば、開いていた第2ターミナルの2階の喫茶店が開いていたので、時間調整しながら食べるのが良かったのかと思った。
ここならば、飛行機が遅れて夜遅く成田に着いたときも利用できる。22時40分発が第2ターミナル発が最終バスである。良いところを見つけた。きっとまた利用するような気がする。今度はもう少し早めについて、ゆっくり滞在したい。
月に一回小田原に行く。これがもう7年になる。何故続いているかというと、これが良い気分転換になっているからだと思う。小田原の溜め池管理もあるが、今年で田んぼや畑は止めることにした。大豆とお茶にさんかするくらいに使用と考えて居る。
場所を変えて、違う空気の中で絵を描くと言うことが重要な気がする。また、時には画廊巡りもする必要がある。最近は人の絵に対する関心が薄くなってきた。これは良くない兆候ではないかと思っている。新しいものを受け付ける能力が下がっているのかもしれない。
今度の小田原行きでは、どこかへ泊まりがけで絵を描きに行くことと、画廊巡り、美術館巡りをしてみることにしよう。そうか、新たな「空の湯」があるようなところを捜してみることにしよう。確か、河口湖にはあったはずだな。