コロナワクチンのこと


どちらもミズワラビと言うことらしい。同じ植物でこんなに姿が異なるというのはどういうことなのだろう。
沖縄では過去最高のコロナ感染者数になっている。これはコロナワクチンを打たない人が、日本で一番大良いことが影響している。石垣島でも過去最大の感染が広がっている。しかし、その危機感はほとんど無い。経済優先で観光客が歓迎されている。
コロナワクチンを拒否する人がいる。私の周辺にはかなり多い息がしている。それは自然農法を行う人には薬を拒否する傾向が生まれると言うことがある。コロナ陰謀論者と薬拒否の人達とは少し違う。農薬を否定する心理と自分の身体に薬を入れたくない問うことは繋がっているかもしれないが、私の自然農法は、自給農業には農薬は不用だから使わないと言うことだ。
コロナ陰謀論者の場合は世界が間違っているという思いが、陰謀論に巻き込まれて行く要因のような気がする。資本主義の末期的な社会にはこうした、非科学的な発想による、思い込みの強い、歪んだ信仰のような不可思議なものが広がる。
私もインフルエンザのワクチンは不要と考えてきた。過去接種したことは一度も無い。ただしワクチンが身体に悪いからと言うことでは無い。インフルエンザぐらいでワクチンを打つ必要は無いと判断してきたからだ。インフルエンザに感染した経験も何度かあるが、自分の体力で乗り切ってきた。そうした自然免疫の方がインフルエンザには有効だと考えてきた。
しかし、今回のコロナワクチンは必要と考えている。それはコロナはインフルエンザに競べて、年寄の死亡率が比較にならないほど高い。ワクチン未接種者の致死率は、70代が1割程度、80代は2割弱程度となっている。70歳以上の人間はワクチンを打つ合理性があると判断をした。当たり前の事だがコロナワクチンに陰謀などない。
インターネット上で冗談めかしてこうした陰謀論が広がることは、社会が腐り始めている表われと考えるべきだ。Qアノンと呼ばれる組織はワクチン陰謀論を広げ、プーチンやトランプを救世主としている。科学的思考を重視できない人はつい陰謀論にはまる。
コロナワクチンは弱毒性ワクチンでは無い。ウイルスを身体に入れるわけでは無い。もちろんICチップを埋め込んでいるのではない。今までに無い安全性の高いワクチンであると、科学的に考える事ができなければ成らない。すでに世界で驚異的な使用数の結果その有効性と安全性は充分に証明されている。疫学的な結果を平明に科学的に見てみるべきだ。
もう一つ重要な判断要素は医療崩壊を防ぐためだ。年寄の私が感染すれば、重症化する可能性がある。ワクチンを打たないで感染したとしても、重症化すれば医療機関のお世話にならざる得ない。その結果若い医療が必要な人の入院や手術を制限してしまうかも知れない。それでは年寄が若い人に対して迷惑をかける。私としては耐えがたいことだ。
それはかつて肺結核を患った経験があり、肺の持病があるため、コロナになれば重症化すると考えなければ成らないからだ。かかって死ぬのは私のかってのことだが、もし重症化して医療の負担になるのは耐えがたいことだ。そんな迷惑は絶対に避けたい。しかも、それがワクチンを打たないが為にそういうことになれば、深い後悔をするだろう。もし感染して、重症化しても、エクモの利用はお譲りする。
先日、ワクチンを打たない主義の人が、最近急死する人が増えている。その理由はコロナワクチンにあるとと主張していた。悪気は無いのだが、それは間違った考えだと思えた。そもそも急死するする人が増えているという事実があるとも思えない。どこにそんな根拠のあるデーターが出ていたのだろうか。
たぶん、インターネット情報なのだろう。あり得ない情報であるが、もし本当に急死する人が増えたとすれば、ワクチンの影響よりも、コロナ感染の後遺症として、急死する人が増えたと考えることの方が、はるかに常識的な判断だと思う。
コロナワクチンを打たないと言うことはそれぞれの判断だから、とやかくは言いたくない。しかし、打つ人を不安にさせたり、馬鹿にしたりするのは実によくない。ワクチンを打つと急死すると暗に主張していることになる。ワクチンを打つ半分の理由は社会維持の為がある。自分個人の問題だけ出ない。
どのような薬であれ、程度のちがいはあるのだろうが、必ず薬害というものはある。それはワクチンだってまったく同じことだ。しかし世界でこれほど多くの実施をされたワクチンは過去にない。その結果もすでに見えてきている。これほど世界の人々の命を救ったワクチンは前例が無い。一体何故このワクチンを悪く言わなければならない理由があるのだろうか。
当然のことだがワクチンには多少のリスクはあるが、そのリスクは現状ではかなり小さなものだ。そして効果は絶大である。それは打たない人も認めるべき事だ。
社会機能を円滑にするためには打つべきだと考える。そんなことを反ワクチン主義者に主張するつもりは無い。主張しても無駄だと思うからである。しかし、黙っていると肯定されていると思い込む可能性がある。今まではっきりと書かないで来たことは間違っていた。
医療関係者がどれほどコロナで大変な思いをしているかと思うと、ワクチンを打たないことを、正義の行為のように主張する人を見ると、がっかりしてしまう。それまでの人だったかと思う。自分が打たないのは止むえないが、打たないことは社会的に見ればマイナスな行為なのだ。そのことだけは自覚して貰いたい。
打たない決意をした人に対しては、その行為は尊重する。しかし、感染のリスクには人一倍注意して貰いたいと思う。コロナなんて何でも無いと決めつけて、安直な行動をとるのは間違っていると思う。もちろんこれは私の偏見のようなものといわれるのだろうが、コロナにかかれば周囲の人も行動制限をせざる得ない。
ワクチンを打たない主義の人が、コロナに感染してみんなに広げるようなことが起こるのはとんでもないことだと思う。ほかのことでは良識のある人が何故このこと当たり前の事が分からないのかと思うと残念である。もう一息で終わるのだから、最後まで気をつけるほか無い。私は相変わらずファミマにも、レストランにも入れない。
最後にもう一度書いておくが、ワクチンを打たないのはその人の自由である。ただし打たないのだから、人一倍感染には気をつけて貰いたい。