経済優先も限度を超えた。
稲刈り前の7番田んぼ。手前の当たりは良く出来ていた。
沖縄県のコロナ新規感染者数は初めて5千人を突破して過去最多を記録。これまでの累計の感染者数は30万5148人となり、30万人を突破した。県全体のコロナ専用の病床使用率は75・3%となった。八重山が84・1%と高まっている。重症者用の病床使用率は県全体で28・3%となっている。―――琉球新報
石垣島では医療崩壊している。一般外来診療を閉鎖している。それでも行政は何も手を打たない。経済優先と言うことなのだろう。確かに経済も大事で、観光業を中心にした石垣島の経済は、危機の限界を超えたのだろう。
コロナもまだまだ続きそうだ。沖縄の経済界の意見では、コロナが飲食関連では広がることはないと根拠のない主張をしている。どういうデーターに基づいてコロナは飲食からは広がらないと判断しているのだろうか。コロナが飲食店では広がらないその根拠を示して欲しい。
これはまったく間違った見解だ。以前、石垣島のキャバレーで旅行客からクラスターが起きた。今現在の所制限をしていないのだから、間違いなく感染が起きている。閉じた空間でマスクもせずに密に接触すれば、感染が起こる。コロナ感染が飲食関連で起こることは、可能性が高い。単純に人が密に居る室内でマスクを取るからだ。
先ずは、医療崩壊を解消するのが行政の勤めであろう。それが出来ないのに行動制限をしないというのは、医療関係者を追い込むばかりだ。お謹話拳では中等症の患者が待機ベットに居る間に亡くなられた。何か手を打ったのだろうか。看護師さんが3名本島から派遣してくれたというだけである。
一般患者の診察が再開されたわけではない。相変わらず、医療崩壊が続いている。石垣島では医療があれば助かる命も危機に瀕しているという状態だ。これは本当に怖いことだ。もし交通事故があればどうなるか。心配はかぎりない。ともかく自助以外に無い状態。
行政には何の手の打ちようがないのだろう。準備もなかっただろうし、経済だけで頭がいっぱいの状態。コロナなどたいしたことはないと考えている。行政がそう考えたら困る。確かにたいしたことがない場合もある。しかし、亡くなられる方も居る。
今や、行政の言えるのは市民は努力して感染しないで下さいという呼びかけぐらいだ。困ったときの自助頼み。老人の外出禁止はどうだろうか。今更老人の行動禁止など言えないかも知れないが、医療関係者を楽にするには老人の感染を防ぐことが一番だ。老人を外出禁止にしたところで、経済の影響は少ない。
コロナ感染を避ける一番は免疫力を高めることだ。同じ環境に居た人でも、免疫力の差で感染する人と感染しなかった人が居る。濃厚接触者でもより濃厚に接触したにもかかわらず感染しない人が居る。もちろんワクチンの有無もあるのだろうが、それ以上に身体の免疫力が高い人が、感染を逃れる。
感染が子供達に広がっている。子供は学校に行かなくてはならないから、濃厚接触が怒りやすい。夏休みを早めるべきだと思っていたが、何もしないままやっと夏休みに入った。石垣の夏はマスクはしては居られない。行政からも野外や人との距離がとれるときは、マスクはしないようにと注意喚起がされている。
感染した子供から家族に広がる。現状では島の公共の家屋の中ではコロナウイルスは存在すると考えるべきだ。感染したくないので、室内にはできる限りはいらない。仕方がなく入るときはものに触らない。止むえず触ったらば消毒をする。
野外の空間ではウイルスは3時間しか生きていない。太陽光下では1時間生きていないと思われる。野外では2m離れていれば、マスクを外していても感染することはない。会話を控えて作業をするのであれば、マスクを外して作業しても問題は無い。
免疫力が高ければ感染しない。免疫力を高めるためには、適度な運動をする。発酵食品を食べる。よく眠る。気力を高める。汚いはきれいを実践する。あるいはワクチンを打つ。今アルコール消毒が奨励されているが、確かに当面必要な場面もあるが、これは免疫力を低下させるので最小限にする。
皮膚という者はウイルスのバリアなのだ。発酵利用の自然養鶏をしていた。餌をすべて発酵させて与えていた。その餌で鳥の健康を守っていた。エサには魚のアラなどを混ぜていた。アラを発酵させると骨は消えてなくなるが、皮は残る。皮は外からの菌のバリアになっている。
皮は極めて強いバリア組織なのだ。その大切な皮膚を繰返しアルコール消毒するなどもってのほかである。皮膚についている様々な成分が持っている防御機能を崩壊させてしまう。きれいは汚い。汚いはきれいなのだ。石けんで洗うことさえ控えた方がバリアが保護される。
皮膚は人類に備わった免疫機能である。何でも消毒すれば良いというのは浅はかな考えだ。人間は有史以来手を消毒することなどなかった。石けんで手を洗うなどと言うこともなかった。もちろんワクチンなどない。
病原菌やウイルスとも接触しながら、免疫力の高い人間
が出来ていた。高い免疫の出来ない人間は淘汰されてしまった。幼児死亡率の高いと言うことはそういうことである。現代社会は長寿社会になり、感染に弱い人も多数存在している。だからワクチンが必要なのだ。
が出来ていた。高い免疫の出来ない人間は淘汰されてしまった。幼児死亡率の高いと言うことはそういうことである。現代社会は長寿社会になり、感染に弱い人も多数存在している。だからワクチンが必要なのだ。
自然養鶏をやっていて分かったことは、弱い鶏を死なせる事が全体を健全に育てることになると言うことである。すべての雛を病気をさせないで育てるためには、普通は飼料に抗生物質が添加されている。これでは病気に感染しにくい鳥の群れは作れない。
人間はどんどん病原菌やウイルスに弱くなっている。我々世代なら、お腹が痛くならないものを食べても、今の若い人なら食中毒になる可能性が高い。昔タイから来ていた留学生が、たまにタイに帰るとお腹が痛くなると言っていた。日本で衛生的な生活をしていて、免疫力が低下したのだ。
老人もだんだんに自然免疫力が弱くなって行く。そして、最後には死ぬ。だから老人については別枠で考えないとだめなのだ。老人については公的医療は関与しないというなら別だが、同じに扱えば老人が医療の負担になって行く。
日々の生活が汚いはきれいの暮らしであれば、免疫力は高くなる。直接コロナのウイルスに接触しなくとも、ウイルスに対する免疫力は交差免疫という、他のウイルスにも効果がある免疫が存在する。自助なのだから、それぞれが免疫力を高めるほかない。