コロナウイルスから学んだこともある

   



ーーーコロナウイルスについて、このブログに書いたことを整理してみる。
*1月24日ブログにコロナウイルスのことを始めて書く。
*1月30日オリンピックは開催できないかもしれないと。
*2月4日100万人規模になるだろうと予測。
*2月7日1000万人規模の感染になると予測。

ーーー日本政府の対応の遅れ
*中国からの入国制限の遅れ(習近平主席訪日の予定に忖度?)(1月)
*ダイヤモンド・プリンセス号をめぐる検疫の不手際(2月)
*3月の3連休外出が増えて全国的に感染者が増加(3/21-23)
*東京五輪の延期を決める(3/24)、「不要不急の外出自粛」を要請(3/25)
*「1世帯当たり2枚の布製マスクを配布」(アベノマスク)が不評(4/1)
*東京都に追われる形で7都府県に「緊急事態宣言」(4/7)
*閣議決定済みの補正予算を、急きょ組み換えを決断(4/16)
*5月6日までの予定であった緊急事態宣言を、5月末まで延長(5/4)
*いま現在もPCR検査が5000件止まり。アベ氏は3月に2万件と発言。
*医療関係者の物資が未だ極端に不足。

 私の推測と比べてみても日本政府の対応の悪さは際立っている。コロナウイルス感染から学んだことは政府など緊急事態ではまるで頼りにならないと言うことだ。アベ政権はそもそも問題解決能力がないとしかおもえない。
  出来ないことであるが、コロナでの死者数を最小にする方法がイスラエルの人から発表された。デープランニングがどうも導き出した答えのような気がする。(不確かで申し訳ないが、多分そうだ。)65歳以上の人を外出禁止にする。そして65歳以下は普通に生活するという答えだそうだ。これなら医療崩壊も起きないし、一番早く集団免疫が確立するらしい。

 日本人はひどい政府の悪政にもかかわらず、感染を良く阻止している。医療関係者がマスクを使い回すような努力、ビニール袋をかぶって患者に対応するなど信じがたい工夫によって、他の感染拡大国に比べて死者数は極端に少ない。これは国民の衛生観念が優秀と言うこともあるのだろう。

 コロナウイルスの感染を避ける方法は、それほどは難しくはないようだ。ウイルスを知って対応すれば完全に防ぐことが可能だ。ウイルスを理解すれば不安は大分解消できてきる。できる限りモノに触らない。人と接触しないようにする。そして免疫力を高める。70歳は要注意である。

 社会全体のためなら自粛した方がいいと考え、多くの方が自粛をしてくれた。これは半分は自己犠牲の心である。おかげで感染爆発は防げたが、それでも感染は終わったわけではない。そろそろ自粛も限界に来る。これは強制ではない。その上保障もあまりにも足りない。自粛しろという側の論理に無理がある。

 島という小さな範囲で考えるとわかり安いので石垣島でかんがえれば、いつまで来島拒否が続けられるかである。観光への依存は大きい。経済が行き詰まれば島から人は居なくなるだろう。それが全国の離島の状況である。しかも老人人口が大きい。対応が難しい。

 石垣島では市役所の車が10日までは、感染者が市内に多数居るはずです。市民は外出しないようにお願いします、と回っていた。何もない運動公園が立ち入り禁止になっている。ちょっとした駐車場までひもが張られて車が止められないようになっている。これは行き過ぎである。正しく恐れないと、ダメだ。正しく恐れる事のできない行政は、自粛解除も根拠なく行うだろう。

 そう思っていたら11日には根拠無く自粛は解除された。市長の発言にもあった感染者が市内に必ずいるという話はどうなったのだ。あれはフェイクニュースで恐怖心をあおったと言うことだったのか。自粛に科学的根拠もなかった。そして自粛解除にも科学的根拠はない。市行政は今後石垣の経済がどういう経過をたたどると予測して自粛解除を判断しているのか、表明して欲しい。

 あれほど中国人が来ていたにもかかわらず、石垣島では感染が起きなかったのだ。感染は那覇の1人からの濃密接触の感染だけのようだ。個人的にはコロナウイルスは注意さえしっかりすれば、防げると判断が出来た。今までの感染の広がりを見ていてウイルスの特徴はつかめた。そうしてみると、やはり問題は通勤電車である。自粛して貰いたいのは通勤電車が一番である。パチンコ屋ではない。

 通勤しなくてもすむような社会体制を作らなくてはならない。少なくとも混み合った電車は絶対にダメだ。問題はパチンコ屋どころではない。湘南海岸のサーフィンどころではない。駒沢公園の混雑どころではない。通勤電車だ。このことは当初このブログで書いたが、通勤電車は改善が遅れている。

 もう一つの問題は病院である。小田原でも市民病院でクラスターが起きた。そもそも、院内感染では耐性菌の感染などで、繰返し事故が起きてきた。病気に耐えられないような方が多く集まっている。ひとたび感染が広がり始めれば、たちまちクラスター感染になることは目に見えている。
 老人が病院に行きにくい以上、自分の身体は自分で守らなければならない。家で運動を欠かさないのは、今や老人の義務のようなものだ。老人がコロナウイルスに感染することが社会にとって大きな困難につながる。

 収まり始めたとは言え、静かな感染は都会ではまだ広がっているだろう。これからも医療崩壊に至らないレベルで感染が広がり続けることは、ワクチンがない以上やむえないことなのだ。現在一気に患者数は減少を始めた。すでに現状の患者数ならば医療崩壊には至らない人数だ。新しい感染者と回復し抗体ができる人が同数ぐらいであれば何とか乗り切れるのだろう。

 石垣島ではすこし店舗は開いたところがでてきた。繁盛の過密は起きない。石垣島に観光客が戻るのは一年は先になるだろう。経営は当分難しいだろう。だから多くの店舗では1年間は業態を変えるほかない。デリバリー中心の店は悪くない。

 石垣島では石垣牛の緊急放出を農協が行った。1万円のものを5千円で販売と言うことだった。ドライブスルー方式で販売したのだが、車が販売場所に集まり、すごい混雑だった。私も行ったのだが購入できなかった。車エビの緊急販売も行われた。これもすごい数の車で買うことが出来なかった。畜産農家は一年間は赤字かもしれないが、販売は可能だ。

 今本マグロも大放出である。いずれも航空便が無くなり、都会に出荷できないからだ。これが美味しい。安い。もう生の本マグロ三昧である。二度とない幸せである。こんなことを言ったら申し訳ないが、少しは楽しませて貰っても罰は当たらないだろう。

 - Peace Cafe