10月の自給作業
稲刈りから、脱穀までの作業で10月は始まる。イネは1週間以上早い収穫期を迎えている。早かったために、今年は台風やスズメの襲来で苦労している。スズメは最初に実った田んぼに集まる。一度餌場になってしまうといくら追い払っても、戻ってくる。来年は1週間遅らせて、またキジュモチに戻した方が良いか。あるいはもっと適切な品種を探すべきか。何としても、収穫まで気を揉む毎日である。田んぼが毎日の雨で固まらない。たぶんそうだろうと考えてかなり早めに水は止めた。しかし、水が湧いてくる。どうしても止まらない。特に冬水田んぼの場所は来年は田んぼは稲を植えずに、蓮だろうか。植えたいと思う。蓮を植えるとすれば早くから苗を注文しないといけない。
ここは5番田んぼ昨年病気が出た田んぼだが、特に病気は出なかった。今年は最終的には紋枯れが出ている。一応問題がない範囲だった。病気が出るのは心配なことだが、案外病気が出たとしてもそれほど収穫には影響が出ないものだ。ただ来年のことを考えると、藁は戻せないと思う。外に持ち出すのも大変ではあるが、藁は使う畑が多いから無駄にはならないだろう。
これは渡部さんの畑。
こちらは私の畑。
渡部さんの畑はよくできている。私の所とはだいぶ違う。なるほどという事が沢山ある。ともかくチップ堆肥を盛り上げて土寄せしてある。土寄せの効果というもの見せてもらった。ニンジンは私の所もそれなりにできているのだが、草取りを徹底してやってみたからだ。雑草というものが、作物にどういう影響があるのか見たかった。長ネギや、ナスは草取りはあまりしていない。選定とか3本仕立てとかそういう事もしなかった。それでもナスは成り始めている。毎日2つほど収穫している。渡部さんは食べきれないと言われていたので、やはり収穫量には大きな差がある。私のナスも味も悪くない。追肥に土ぼかしを与えた。9月に播いた、こかぶ、大根、ホウレンソウも順調に発芽し、生育している。3株ブロッコリーの苗を植えたのだが、1株虫に噛み倒された。2株は大きくなっている。ホウレンソウが何もしないで不通に芽生えて成育したのには驚きである。よくできた土になっている。
奥の方に名札が並んでいるあたりが、タマネギのベット...タマネギは発芽にムラがある。私のセルトレーは全く発芽しなかった。理由は分からない。苗床に播いたものが一番よく発芽している。燻炭を混ぜた苗土のものが発芽が悪い。理由は良く分からないが、ともかく発芽が少ない。少ないというかない。来年はセルトレーをやめてすべてを苗床にしたらどうだろうか。苗床の草もこの季節なら大したことはない。