アメリカファーストはアメリカらしい

   

ついにアメリカは地球温暖化対策を拒否するまでの、独善に陥った。雇用が失われるから温暖化対策などしないというのだ。地球の生き残りを拒絶するアメリカだ。世界最大の温暖化国中国はパリ協定に参加している。第2位のアメリカは離脱した。アメリカという国はこういう恥ずべき国だった、という事をまず認識することだ。アメリカ批判は何度も書いているが、それはアベ政権がこの最悪の国の手下という恥ずべき位置にいるからだ。アベ政権はアメリカのパリ協定離脱に対して、何も言えない体たらくである。「残念だ。」と国務大臣に伝えた程度の情けなさ。忖度政治のアベ政権である。トランプを忖度しているのであろう。地球が滅びるとしても、今が良ければいいという思想だ。日本が行うべきは、アメリカとの同盟を断ち切ると主張することだ。日本経済はアメリカよりは苦しい。それでもパリ協定には加盟し、地球の崩壊だけは避けようとしている。渋っていた中国もやっと加盟した。世界の中でもっとも景気の良いだろうアメリカの離脱が許される理由がない。

自分さえ良ければ構わないという倫理に劣る、露骨な恥ずべき態度がよくぞ主張できるものだ。日本がこんなアメリカに対して発言すらできなという事は、独立国家とは言えない。もし日本がアメリカの同盟国であるなら、アメリカに対して間違いは間違いとして正す義務がある。残念だとは何だ。日本の方角はどうするというのだ。無さけない限りだ。アメリカの態度は北朝鮮を彷彿とさせる。自分の理念だけを正義として、周囲の国に対して少しの配慮もない。北朝鮮は間違っているとはいえ、非道の道を選択せざる得ないという側面がある。しかしアメリカは明らかに世界一の経済大国である。しかも、資源大国である。塀を作り閉ざしたところで、確かにアメリカは生きて行けるだろう。アメリカだけが最後まで生き残るかもしれない。そのほかの国の崩壊の方が早いかもしれない。日本がアメリカの手下でいることだけは許されない状況がはっきりした。

日本出身の大企業はどういう態度が取れるのだろう。トヨタはアメリカ所属の企業になるので、お許しくださいという事になのだろうか。アベ政権も、アメリカに所属したいので正式な属国に登録してもらえないかと、申し出るという事だろうか。アメリカこそ拝金主義の醜い国である。私としては日本がアメリカにまで成り下がって生き残りたいとは思わない。せめてこの機会に日本は日本という国の在り方を独自に考える必要がある。人が生きるためには何が大切かを考えるべきだ。誇りある日本独自の道を進むべきだ。幸い日本は豊かな自然の国だ。日本の自然を生かして、当たり前に暮らして行けば、幸せに暮らせる。まともな倫理の通る国を目指すべきだ。有機農業による自給自足は一人100坪3人家族で1反。つまり、1000㎡、0,1ヘクタールの耕地あれば可能だ。1億人で333万ヘクタール。日本農地は減ったとはいえ、477万haまだある。十分足りる面積がある。やればできるのだ。

結局のところ、トランプを選んだのはアメリカ人である。アベ政権を選んだのは日本人である。アベ政権が忖度政治でずいぶんおかしなことをしている。これは誰でもそう思うところであろう。しかし、その程度のご都合主義は仕方がなかろう。自分だってそういう中で生きている。おかげで自分の就職も出来たし、今何とかなるならそれでいいだろうという若い人たちが多いいのではないか。トランプアメリカの姿を見れば、このままという訳にはいかないという事に気づかなければならない。この先の世界、お上に依存して、事勿れで無難に行こうなどという訳にはいかないのだ。人間が生きてゆくという事はぎりぎりで厳しいものなのだ。どうせ生まれて生きて死ぬ。十分に生きるという事は、お上に従って生かされるという事では面白くない。アベ政権ではトランプアメリカまで忖度してしまう。

 

 

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