6月の自給作業
6月は畑も田んぼも何かと忙しい。田んぼは田植えが5月中に終わった。6月7日が麦刈の予定。すぐに堆肥を蒔いて、大豆の畑の準備に入る。今年は麦の進み具合が早く、2条大麦の刈り取りは5月22日に終わった。田んぼの田植えが終わるまで、干しておくしかなかったので、すぐにも麦の脱穀である。乾燥は進んでいる。家の方の小麦は、その前に刈ってしまわなければならないから、今週中であろう。先ず周囲の延びた草刈りからだ。家の方のハルユタカ小麦は大豊作である。今まででは最高の出来である。面積的には3畝程、家で食べるには多すぎる。少し倒れてきている。麦の倒れ方は稲とは違って、黄色くなれば硬くなって倒れないようだ。緑の内に倒れる所は倒れるようだ。しかし、軸もがっちりと太い。まさにストローという感じだ。梅雨はまだ来ない様だから、晴天が続く間に刈ってしまいたい。そうなると今日明日という事になる。
今一番食べている緑のものは、そばの若い芽である。湯がいたり、炒めたり、結構使える。こ蕎麦はいつ蒔いてもさっと芽が出て成長が早い。耕して表土が日に曝されるようなときに、蕎麦を蒔いておいて耕してやる。時々は実がつくまで、置いておくが面倒なので収穫まではしない。種をまけば2,3日もすると芽が出て覆ってくれる。土壌の表土を守る事になる。簡単にできて、結構食べれる。もっとそばの利用法を研究するといいのかもしれない。必要な所だけ、例えば種を蒔く所とか、苗を植える所だけ、蕎麦葉簡単に手で抜けるので、取り除くのは簡単である。取り除いた蕎麦を食べればいい。植え付けた苗の風除けにもなる。蕎麦の種が簡単に手に入るのでそう考えるのかもしれない。種を買うのでは大変だ。
さやえんどうを食べている。ソラマメも食べる事が出来る。ドンブリ一杯昨夜はソラマメを食べた。何でも一度でいいので充分に食べたい。今は種を蒔いたものが伸びている。トマト、なす、きゅうり、ピーマン、トオモロコシ、カボチャ、ニガウリ、オクラ、いんげん、山芋、里芋、スイカは何故か、虫にやられた。なすとピーマンにはどうもカメムシがたかって汁を吸って弱らせてしまう。毎年のことである。ジャガイモはそこそこのできのようだ。毎年課題のタマネギはそれなりの出来である。私としては今までで一番なのかもしれない。それでも満作という感じではない。玉がいくらか小さいが恥ずかしいほどでもない。近所の畑には実に大きなものが出来ている所がある。その方は化学肥料をかなり使う。タマネギを大きく作るには、まだまだ堆肥が足りないのか。追肥も必要という事なのか。もっと土壌を良くしなければ出来ないという事か。まあそれでも食べる分はあるから良しとするしかない。
田んぼはソバカスを適切に蒔きたい。ともかく抑草である。草を出さないという事が、やはり最も大切なことだ。田んぼの叢生栽培は考えられない。収量が上がらない。収量は上がらなくてもいいというのは、田んぼに対して失礼なことだと思う。やれる事は充分にやらなければならない。ソバカスは、稲の肥料にもなる。秋になって、穂肥料不足にならないためには、適切な量のソバカスを春の間に入れてやることだ。入れ過ぎれば倒れる原因になる。その年の天候の推移を予測して、ソバカス投入のギリギリの線を見つけることが、収量を上げるもう一つの要素だ。メダカ田んぼは土壌が良くない。安定しない。転がしをやれば苗がどこかに流れてしまうような状態である。それでも苗は色を濃くし始めている。稲は強いものだ。