夏の健康法

   

一気に暑くなった。七夕の昨日ですでに真夏の暑さになった。日中の農作業は要注意だ。日本家屋は夏向きに出来ているから、耐えらえないほどの暑さになることは珍しい。舟原は、標高は150メートルだが、谷筋だから風は良く抜ける。熱中症の危険が言われている。暮らし方が大切だろう。昨日はさっそく梅干しを干した。甘酸っぱい梅干しが好きなのだが、たいていの梅干しは酸っぱすぎる。甘くしたいと考えて、完熟梅を使う。人によっては砂糖まで加える。これはまさに乳酸発酵してくださいという条件を作ることになる。だから、甘酸っぱい梅干しは、永く漬けこんだらだめだ。完熟梅を使い早く、乳酸発酵を止めることが肝心。これは果実ジュースも同じことだ。例えば、梅より枇杷の方が糖度があるためすっぱくなる。すっぱいものが夏は良いから、私はこの酸っぱい枇杷ジュースを毎日飲んで、暑い時期を乗り切る。

暑くなると汗をかく。汗をかけば塩分が多く出る。塩分が多く出るのだから、塩分補給も必要になる。ここに問題がある。私の場合は普通より少し多いので、一日2リットルの汗をかくとする。尿にも塩分は含まれている。尿として1.5リットルこの他、大便中にも塩分はあるだろう。尿にや汗の中には0.2~0.5%の塩分が含まれている。3,6リットルの排出物に、ほぼ10から15グラムの塩分が排出される。塩は出ただけ取り込むことが重要である。塩は食べると腸管から効率よく吸収する。吸収率は100%とされる。10gの『塩分』が口から入ったら、10gの『塩分』が血液の中に吸収されることになる。当然ながら、食べ物として取り込んだ塩分が直接汗に出てくる訳ではない。まず血液に取り込まれる。そして腎臓に至る。一方、血液中には1%弱の塩分が含まれており、腎臓の働きにより、この濃度に維持されている。そして不要な塩分は排出される。だから、暑い季節塩分が多く輩出されれば、多くの塩分が必要になるのだが、腎臓の調整機能は負担が増す。

私のような肉体労働者の方が、汗を多くかくのだから、多く塩分を必要とする。世の中減塩が健康のように言われるが、汗を多くかく人の方が、塩分を多く必要としている。そうしないと塩分不足もあり得る。私は父が高血圧になって、7グラムの塩分摂取の食事にした時、同じ食事にした。だから、塩分のうす味は一向平気なのだが、塩分不足をむしろ恐れている。塩分不足の信号と考えているのが、こむら返りである。筋肉がつる現象である。ゆる体操をしているときに時々起こる。塩分不足からくる気力減退というのもあるが、これは他の要因でも良くあることなので、塩分不足かどうかはわからない。私は食事としては、朝昼の2食だから、3食の人より、3分の1だけ味が濃くないとならないのだろう。だからたまには外食でラーメンを食べることも可能になる。どちらかと言えば、しょっぱさとしては、しっかりした味付けをしたものを食べるようにしている。

夏汗をかくことはとても健康に良い。1リットルくらいの汗をかいて、梅や枇杷ジュースをぐぐっとやる。これが健康の基本だ。夏に汗をかかないような暮らしをしていたのでは、話にならない。大いに汗をかいて、よく眠る。夏こういう暮らしをしていれば、一年大丈夫だ。私は50歳まで汗をかかない人間だった。夏山登山をして、汗をかかなかった。その分着替えが楽だと言っていた。高校生の頃は、陸上部で長距離走をしていた。それでも汗をかかなかった。原因はわからないが、健康にとって良いことではないようだった。それがサウナに入り、汗をかくようになった。今では少し農作業をすれば汗をダラダラかく。これがとても健康に良いようだ。汗と一緒に老廃物が排出され、身体の中の循環が良くなるようだ。サウナで汗腺の治療が行われたのではないかと思う。汗腺は訓練が必要なようだ。今でもしばらくサウナに入らないと、汗は出なくなる。

昨日の自給作業:小麦の風選別1時間 累計時間:3時間

 - 身辺雑記