稲刈り3日15時間
ハザ掛け
欠ノ上田んぼの稲刈りは、3日間15時間かかった。おおよそ10人平均で行われた。2日目の午前中が雨でつぶれたことが、作業の進行に大きく影響した。3日目の午前中にまで伸びた。それでも全体で2日間かかる作業と考えるべきなようだ。今までやった田んぼでは、1日で終わっていたので、15時間かかるということは、少し時間がかかり過ぎである。何が良くないかと言えば、手刈り部分が多い。10枚に分かれているから、角を刈るだけでも大変であった。少し倒れていたことと、ぬかるんでいたために、手刈り部分が増えてしまった。田んぼに戻して、3年目に成る。土は粘土分としては十分なのだが、どうも生き生きした土壌と言う感じがまだしない。結局後半に成って、粒張りが足りない感じになった。秋落ちと言うほどではないのだが、どうも最後の粘りに欠けた。稲の終わり方が、どうも気に入らなかった。穂に病気が来たこともある。
バインダーは一条刈り一台で行った。ある意味どこも狭い田んぼなので、この方がいいのかもしれない。2台でやれば早かったかもしれないが、雑になった可能性は高い。2台で手分けして出来るためにはもう少し慣れてからだろう。欠ノ上田んぼグループの管理範囲は、全体で4反位に成る。その内、1反が柿と栗の果樹に成っている。田んぼは2反5畝と言われているが、感じとしてもう少し広いだろう。測量したものをもう一度調べたい。湧水池として、3畝位あるのだろう。池はことし役に立ったのかどうか、もう少し分析の必要がある。いずれにしろ、10枚に分かれているのだから、稲刈りは手間がかかるということだ。田植えは一日で出来ても稲刈りは2日に成るたんぼということなのかもしれない。。
一年管理してみて、欠ノ上田んぼの事が少しわかってきた。一番驚いたのは、10枚の土の状態が違う。所有者が3軒の方の所に分かれているのだから、田んぼの歴史が違うのだろう。長く田んぼとして使っていなかったという事も、影響しているのだろう。樹に覆われていて日陰の田んぼと言うのも土壌に影響している感じがした。水の入り方も大きく違った。水が湧く田んぼが多い。この対策はしなければならない。地形的に湧いてくる田んぼもあるのだが、水路の問題で、湧いてくる所もある。稲刈りまで乾かないと言う状態は改善したい。もう一つは川沿いの田んぼ2枚が、遅れることである。本来であれば、最低でも1週間はずらしたい状態であった。川向うの樹の枝を少しだけでも切りたい。それだけでだいぶ違うはずだ。池の管理は良く分からなかったが、来年は全体を何とか耕して、クワイ畑として管理してみたい。
今年初めての試みで、草取りは担当制にした。これはみんながそこそこやってくれたので、来年も継続したいが、来年は場所の入れ替えを行うべきだろう。稲刈りが済んだら、脱穀、籾すり、藁堆肥づくり、もみ殻クン炭づくり、と続いて行く。案外この後の作業が長い。特に藁堆肥を作るのは大切だと考えるようになった。写真は舟原田んぼの藁堆肥を積んだ場所だ。濃く成っている所が丸くある。稲もこんもりと高く成っている。分ゲツもいいし、ともかく稲ががっしりしている。こんな立派な稲が田んぼ全体に成って欲しいものだ。その為には藁堆肥をたくさん入れることだ。藁を入れるとどうも草が増える気がしている。藁の分解が遅れて、土壌の状態に影響しているのではないか。藁堆肥ならそう言う事が無い気がする。