土用の田んぼ

   

田んぼでは赤とんぼが目立つようになりました。
茎数は20前後で、まあまあそろってきたようです。
坊所や舟原では、16から、せいぜい18だったので、20を越えてきたという事は、
とても良い出来と言えると思います。
私の作り方では、分げつすればほぼすべてに穂が付きます。
穂数でも20平均行けば、1㎡あたり17,36本植えなので、347本の分げつ。
普通㎡400本が目標といわれているようだ。2500㎡では43400本
約85万本の穂になる。これは歩留まりがいいのと、1穂あたりの粒数が比較的多くなる。
一つの穂に100粒の実が付くとすると、8500万粒。
1000粒重が20グラムとしても、これでは畝採りを越えて収量が多すぎる。
こうはならないのだが、何か原因とんるのだろうか。

入水口の1番の稲は遅れています。また3番の南側も同様です。
しかし、遅れているだけで、充分開帳型に葉が展開しているので心配ないです。
このあと、徐々に追いついてきそうです。
最後に実験で7月1日に田植えした分は、やはり生育期間が足りず無理そうです。
ぜんたいでは、全員の努力が功を奏して、私の体験のなかでは、最高の生育です。

茎の太さは十分なので、穂の大きさも期待できます。
覆田後、3年目は田んぼの土壌の状態が、転換期を迎え悪化して普通です。
これは5年目まで、要注意だとかんがえています。
今年は何とか、土壌の変化に対応できそうです。ほっとしております。

水路の泥上げを、Yさんがやってくれて、水が良くはいるようになりました。
今年はすぐ泥が流れてくる状態です。
多分上流部で、土砂崩れが起こり、その泥が雨のたび流れるのだと思います。
川の濁りは、1日で直ぐ収まりますので、小さい崩壊だと思います。

田んぼでは、崖崩れの跡から、どうしても水が流れ出ていました。
その為に、9番の田んぼが水が不足してきました。
それでも何とか、水が行くように先日はついに丸一日かかり、対応しました。
9番の最後の排水口で、水が流れでないが、そこそこ水がある状態を目指しています。

ほぼ稲が田ずらを覆いました。もう草は新たに出る草はすくないと思います。
「ヒエ」等の草に実を付けさせないというのが、これからの対策です。
見つけたら田んぼに入り稲を痛めないように引き抜いて下さい。
一度、ヒエに実を付けさせると、来年草が増えます。

稲が出穂したら、田んぼにはしばらくは入れません。
例年だと、走り穂が8月1週目です。
そして月半ばに穂ぞろいとなります。
ですから、月半ばから、田んぼの中にはしばらくは入れません。

10月8日が稲刈りの予定です。
それまでは、水管理が中心の作業です。
お米は水で取る。といいます。肥料や土壌より、豊かな山からの水が大切です。
この水を上手く使う事が、美味しいお米を作るコツです。

出穂以降は、間断潅水気味に管理します。
水はあるが、繰り返し、水が引くこともある。
川岸になる稲が、徐々に川幅が、後退して行くイメージです。
田んぼを、9月の台風前に固めてゆきます。

長くなりましたが、稲の様子の報告です。

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