イノシシ対策
昨年は田んぼはハザ掛けをしていて、イノシシに食べられた。今年はイノシシ対策を万全にしたい。養鶏場は山の中にあるので、はじめから電気柵で完全に防いだ。電気柵はイノシシだろうが、タヌキだろうが、完全に防げる。管理をきちっとするのが大変だが、やろうと思えばできる。問題は設置費用と草刈りの手間である。設置費用は2反の養鶏場で10万円位である。手間は最低でも年5回の草刈り。草刈りは条件によるが、笹村農鶏園のように山の中だと、一回りするだけで1日仕事になる。年5日イノシシ防御の為だけに働くのだから、大変である。風が吹いた後に被さってくる枝などの片づけが大変。山の中の傾斜地だと結構重労働になる。これは年2回は最低。だからせっかく設置をしても、使って居ない人をよく見かける。動物たちはまめな性格から、電気が切れればすぐ入り込む。動物が入って電気が切れているのに気づいたこともある。それでも10年間それで防ぎきったのだから、効果は高い。
今年も上の家の田んぼには、すでに入られている。まだ小さいが2つのミステリーサークルが出来た。日曜日にはさらに奥の栗の木のあたりに、くくりわなを3個を仕掛けた。前に出たところである。檻が1つ。栗とサツマイモを餌に置いた。残念ながら今朝まで捕まっていない。穂田さんが指導を兼ねて仕掛けてくれた。これから忙しくなるそうで、この後はちょっとイノシシにかまって居られないらしい。後は自分でやるようにと、登録の書類まで準備してくれた。昨日はこっち方面に出ていない。イノシシは先日田んぼに入った時には、柵から出れなくなって苦労したのではないか。結局鉄を押し曲げて出たので、少しは懲りていることが期待できる。網など簡単に破るし、鉄柵まで破る。田んぼに臨時に設置するものだから、どうしても堅固なものは出来ない。力で対抗しても駄目なようだ。知恵の勝負である。昨年は、ハザ掛けをしてから油断して失敗したが、今年はその轍は踏まないようにする。
効果が高い電気柵は住宅のそばでは使えない。必ず苦情が出るし、トラブルのもとになる。以前、かなりの山の中だから大丈夫と考えた場所で、苦情で取り外す事になった。匂いは効果がないかと言えば、そんなことはない。充分にある。ただし、効果の期間が短い。今のところ、イノシシは少しでもおかしいと思えば他に行く。このおかしいと思わせておく時間を上手く使うことだ。とっかえひっかえが良い。髪の毛、犬の糞、犬の毛、イノシシの毛皮。使い方次第で何故ここに来ないのと言う効果を得られる。ともかく怪しい不安をあおることだ。イノシシはとても神経質で用心深い。ただし、慣れてしまえば効果はない。スズメ網だって効果はある。鉄柵だって、雀網だってイノシシが突き破るのは一緒だ。音のする缶からを吊るすのもいい。バカバカしい様な事を、繰り返ししつこくする。稲がある1カ月だ。くれぐれもハザ欠けで油断しないこと。イノシシが来たら乾燥機で乾燥してしまうのも、一つだ。
以上はこの辺のイノシシについてのことだ。イノシシは地域によって人間とのかかわりが違う。人間が怖いもので、本気で捕まえに来るものだということを、繰り返し知らせなければならない。神戸の方のように、餌をやるような人が現れたら、もう駄目だ。少々のことでは逃げないようになってしまう。イノシシが人間を見たら、猪喰い人種だと思うようでなければならない。人間がいかに怖いものかということを、印象付けておかなくてはならない。その意味では、先日来、罠を仕掛けてからパタッと足跡がない。何かおかしいと感ずいたのかもしれない。このまま来なければそれで良い。確か18日から有害鳥獣駆除で、僚友会で猟をしてくれると言う。これで少し懲りてくれればいいのだが。
昨日の自給作業:大根、小カブ播種、じゃがいも準備1時間 累計時間:7時間