災害用トイレ
災害用トイレの参考です。(写真をクリックすると大きくなります。)
段ボールコンポストの応用編です。トイレに使う場合発泡スチロールの箱を利用した方がいいです。もちろん、発泡スチロールの箱が無ければ、段ボールの箱で構いません。大きさとしては、50センチ角程度のサイズが良いと思います。この場合できれば2重に重ねて下さい。底が抜けやすいですから、段ボールなどで何重にも補強すると良いです。直接箱の中にオガクズを入れます。おがくずが無ければ、落ち葉や腐葉土だけでもいいです。米ぬかがあれば米ぬかを加えて下さい。この箱をトイレに利用すれば大丈夫です。
利用法はともかく良くかき混ぜることです。できるだけ細かくおがくずに混ざるようにしてください。水分が過多に成るのは良くないので、水分はできるだけ入れないようにしてください。使ったらすぐかき回す。そして保温をする。布などで覆って下さい。日が当たるなら、そこに置いて下さい。温めれば早く分解します。うまく分解が始まれば、60度くらいに成るはずです。生ごみを入れる場合より、むしろ分解は早いです。紙は分解が遅れるので入れないでください。
体験実験で、何日か使ってみましたが、まちがいなく可能でした。ただし、初めての人には、温度や水分調整で難しい場合があります。言葉では良くかき回す事と、水分を60%にすることとなりますが、工夫次第です。温度が上がってくるまで、苦労するかもしれませんが、温める工夫をすることです。2,3日すれば分解が始まります。そのままでは、中腰でとても使いにくいので、便座のようなものを工夫する必要があります。
緊急で急に始めるということも大変です。普段から、生ごみの処理を堆肥にする、段ボールコンポストを行って居て、緊急時トイレに応用する、これが実際的かと思います。コンポストのコントロールに慣れていれば、緊急時にトイレ利用するとしても、順調に行くと思います。行政には、緊急防災グッズとしても、段ボールコンポストが有効ですので、是非採用し、普及してもらいたいものです。
昨日の自給作業:トオモロコシの播種、タマネギの草取り。3時間 累計:3時間