水彩人同人展

   

「水彩人同人展」開催3月11日から3月22日
「春の岬」

会場は銀座にある『一枚の繪』画廊。
時間は11時から19時までである。会期中休みはない。
17日には会場で水彩画を描くことに成っている。前回もやったのだが、興味ある人がいたら見に来て下さい。
会場には、11日12日19日に少し行く予定にしています。
4枚の絵を出す予定である。掲載作品は先日下田に絵を描きに行った時のものである。
実はこれは出しません。

集中して20枚ほど描いた。どれが良くできているという訳でもないのだが、4枚そろえて見て、組み合わせとしていいものを出した。10号2枚と6号と4号の4枚。と言ってもサイズは変形で、そのくらいということだ。自分が見たい絵を描いている。当たり前のことだが、自分が見たいと思うような絵を意識して描いてみた。絵を見ているということは、なかなか気分の良いものだ。特にギャラリーを作ってから、毎日のごとく絵を見る。絵は良いものだ。正面から向かい合うと、色々感じるものがある。自分が描いたにもかかわらず。自分が確認するものがある。この歳に成っても自分というものが分かるということは難しい。というようなことも絵を描いていると気づく。良く見られたいとか、こんなことが出来るとえばってみたり。ただいいということは出来ていないものだ。

10号の1枚は北海道に行った時のものだ。「中札内」美術村の中で林を描いた。ちょうどそのあたりの林が写真が出ている。その時は完成は出来ないで、戻って少しづつ描いていて、とてもいろいろのことを考えていたものだ。画面上でいえば、画面の空間でものが立つということがどういうことなのかを、模索した。これは今まで無意味であると考えていた要素で、何故今さらこういうことに興味を持ったのかと、自分ながら驚くところがある。

もう一枚の10号は家のそばの散歩中の景色である。何度となく描いているのだが、遠景だけを描いたもんである。何かそこが面白かったのだが、手前にある木を線として描き、奥にある見えないはずの向こう側を描いている。見えないけどあるという感じが面白かった訳だ。林がありその奥の暗くなるところにも、山の地面のようなものがある。そう言う今見えてないものも、含みこんで描いてみた。

小さい4号は菜の花である。冬に咲く黄色い菜の花のまばゆい輝き。雪をかぶったり、冷たい雨にぬれたり。畑の景色である。

6号は正方形で畑の地面の絵である。これはてこずった絵だ。できなかったのだが。あるときこれでいいのかと思った。遠くの樹木と、畑の関係。まさに耕しながら描いた絵だ。

そう言えば、写真を載せた下田の絵とはまるで違う。あまりに違うので、参考に乗せた意味があない。連続して描いていてもこういうことが起きる。何故なのだろう。

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