郊外型ショッピングモール

   

足柄地域一体の人が利用する、郊外型のショッピングセンターに「シティーモール」がある。小田原にこんなものが出来て、繁昌するとは思ってもいなかった。小田原の商業の半分が移動したらしい。忍野の友人が来るというのだから、驚いた。そこにはロビンソンデパートや、イトーヨーカドウ。映画館。ペットショップ。まぁー、余り小田原には無いようなものが売られている。ダイナシティーとか呼ぶらしいが、どういう意味かわわからない。町にとって、地域にとって、お店とは何だろう。買い物なら、パソコンで出来る。品揃えは当然良い。価格も安い。対面して、買う事が意味があるように言う人もいるが、対面するのが否と言うのも、良くわかる。売買の関係で人と会うのは楽しめない。今後、町にとって本当に必要な職種の商店だけに、集約されていくのだろう。どこの町でも、駅前商店街が衰退している。これを何とかすることが、行政の役目のごとく言う人がいるが、とんでもない誤解だ。お年寄りが困る。それは経済活動とは違う問題だ。ロビンソンは出店する前に、あしがら農の会にも何度も尋ねて見えた。それは熱心だった。

ロビンソンの担当者の言われたことは、当っていた。私に全く商才はないことは確認できた。アメリカ型なのだ。アメリカ・ロビンソンデパートと提携してイトーヨーカドーが作った、郊外型の百貨店だ。先ず、事前調査が相当に深い。農の会にまで来るのだから、とにかく調べまわっていた。日本地図を見て、適地を決めたと言われた。最初のデパートなら可能なのだそうだ。確か宇都宮ではデパートが集中して、ロビンソンは閉鎖したのではなかったか。その点小田原に第2のデパートは考えられない。できたとき行ったきりで、その後行った事もないので、繁昌ぶりは知らないが、イトーヨーカドーも出来たのだから、作戦通りなのだろう。同じなら、地元の店舗で買う。これは当たり前の事だが、なかなか品揃えが地元店舗は弱い。例えばシードオイルを買おうとしても、ある店は限られている。手袋となると、どこへ行けばいいかすら判らない。

服を買うなら「ちえのわ」にして、と合うたび佐々木さんに言われるのだが、ちえのわにあるようなアジアチックな服を着たら、どんなものだろう。そうだった。温度計を捜しに行ったのだ。家中に温度計を置きたくなった。暖房を使わないなら、温度確認はしたい。気に入ったのが無かったので、2つだけにした。そのついでにシティーモルの中を見て廻った。ともかく賑やかだ。ユニクロが出来ていた。手袋は何処にあるか。そこにいた店員さんに聞いたら、教えてはくれたが、随分態度が横柄なものだ。これだから対面式は否なのだ。私は手が小さい。私より小さな男の人には会った事がない。同じサイズの人には1度だけある。だから、男性物ではだぶだぶでダメなのだ。パソコン用手袋が欲しいのだが、直接はめてみないと、これだけは上手くない。

女性用の中で捜すしかないのだが、乙女チックなデザインでは、否だし。この辺が難しいのだ。結局、女性用に、カシミヤの1900円があった。カシミヤらしい滑らかさは全くないのだが、1900円ではそうだろう。一番地味な奴を、はめて見ると大きい。これには少しショックだ。最近の女性の平均が、私より大きいと言う事らしい。今その手袋でキーボードを打っている。ぶかぶかだけど何とか打てる。やはり手がかじかまない。チョモランマの第2キャンプで、朝が明けるのを待っているような、厳冬装備で何か張りがある。寒さも楽しめるものだ。

 - 身辺雑記