団塊サミットin丹沢

   

第3回「団塊サミットin丹沢」 団塊パワーで地域創造を!12月2日から3日秦野市文化会館で開催される。基調講演が、「立ち上がれ、団塊人よ!」残間里江子氏。丹沢ドン会が中心になって準備している。ドン会のコーディネート力はずば抜けているから、きっと準備万端ということだろう。

私は第二分科会「緑と農の元気作り」にパネリストとして参加する。農の会での活動を話すことになると思うが、どうも、お年寄り(怒るだろうな)に空元気を与えるようで、実態を具体的にアドバイスできるか。この辺の事を考えている。

年寄り(本人は間違いなくそう思ってい、ない)と言うのは本来足手まといなもので、若い人達が主力でやっていることの障りにならないと言うのが、第一の姿勢だと思う。だから企業社会のように利益第一のところでは定年と言う形で、引き取ってもらうのだろう。全てはそういう大前提がある話だ。

立ち上がれ!とか、地域創造を!とか、セカンドライフをどう生きる!など。発破をかけるのだろう。元気がないから励ましたい、と思うのだろうか。どうもこういうところに参加する、青年のつもりの人の実態を理解していないように見える。元気があるから、秦野まで行って見ようとする。大抵、年の割りに元気すぎる。来るからには具体的な情報を知りたいと思っているのだろう。精神論は今更いらない。

57歳3ヶ月だ。団塊の世代の最後の辺りに居る。一時、定年帰農ということを、農文協が主張していた。そのときも私は、止したほうが良いのに。と言っていた。農業は若い人がやることだ。体力が勝負の世界だ。まして、若いときに百姓の身体ができてない者が、無理すると必ず身体を壊す。壊し方は様々だが、良く無い結果をたくさん見てきた。

生涯貫く仕事は1つだ。そうあれこれは無い。若いとき選択できなかった者が、今更フォークが歌える飲み屋で、歌手気取りでギターを鳴らしたところで、歌手になれるわけではない。小椋桂という銀行員だった歌手の人がいたが、結局途中退職した。でも、銀行員だった頃のほうが、いい曲作っていたのは何故だろう。

絵を描くということを貫きたくて、様々なことをやっているのだと思う。自分の絵を描くには、会社に行く人も居るし、農業をやる人も居る。そんなことは他人が評価することでも、もちろんとやかく言うことでも無い。今更他と比較して云々ではない。自分が納得行くようにやれればそれでいいと思ってきた。この際心機一転というのは、ダメだ。余裕で何かをやろうと言う精神が良くないのだ。何かをするというのはいつも、背水の陣だ。

こんな感じで精神論に繋がるんだな。少しでも時間と余裕があるなら、ぜひ農の会を手伝ってほしい。若い人が農業を、立ち上げる為に、大変な苦労をしている。その上に様々な雑務がある。会計とか、書類の提出とか、農業者になるために書類が山ほどいるなんておかしいけど、そんな雑務を引き受けてほしい。人が居れば、助かることは山ほどある。農家になるなど、無謀だ。その周辺で役立つことを考えてもらいたい。

養鶏業はあと2年9ヶ月のつもりで居る。60歳まではもう一頑張りのつもりでいる。体力が、気力が、知力が、徐々に衰える。大きなボロが出ない前に、引き上げをしたい。それで、自給自足の体験の場作りのほうに、進みたいと思う。

 - 身辺雑記