南足柄市で、温泉堀
かつて「箱根外輪山には温泉が出ない」といわれた南足柄市で、”温泉への夢”が実現に向けて動きだした。市内の民間企業が二十日前後にも温泉掘削作業を始め、来年初夏に日帰り温泉・宿泊研修施設をオープンさせる。財政難や老朽化などで三月いっぱいで閉館した同市の宿泊休憩施設「どんぐりの家」(同市広町)を土地と建物ごと借り受けて増築。市も地域活性化の起爆剤として効果を期待し、支援策を検討する。神奈川新聞より
この話は8月一杯で閉じてしまった。湯快爽快さかわで盛んに話されていたことだ。風呂屋談義は中々面白く、とくに事情通の人が何処で聞いてくるのか、面白い話をしてくれる。さかわがなくなったら何処に行くんだ。255号線沿いに、何か出来るという話も聞いたが、これはまだらしい、南足柄で、温泉を掘るらしいから、これは期待できると言う事だった。
その話は、温泉の通常の掘る期間からして、今のオープン予定が、どの位伸びるかの予測まで含まれていた。1500メートルまで掘ると言うが、そこまで掘れば出るだろうとか、山北で1800メートル掘って、そのまま放棄されているとか、色々の話が出た。丸で、温泉堀を仕事にしているかのようだった。そうでなければ、費用から、採算の予測まであったから、当事者のようだ。これは酒匂最終日の話だから、関係者が様子を見に来たのかな。と想像した。
この全く知らない同士が、話を出来る環境は他に無い。これが、風呂だと和やかになって、もめないのが良い。
どんぐりの家は、すばらしいキャンプ場だった。すばらしいことはすばらしいが、こうしたキャンプ場を行政は持て余している。今の耐震基準に合わなくなったらしい。小田原でもすばらしい景観に、塔の峰「青少年の家」がある。この利用率は低い、低いと言っても管理はしなければならないし、職員も常駐している。こういうのが、民間委託の予備軍なのだろう。どんぐりの家はこの3月に閉鎖した。そのとき友人が、キャンプ場をやりたいと言うので、あれこれ調べたのだけど、どうも様子がわからないまま、結局足柄グリーンサービスだ。ちょっと、不自然な流れも感じた。
ここに日帰り温泉が出来る。我が家から一番近い、温泉になるだろう。これは朗報だ。
小田原市は財政状況がかなり悪いらしい。借金が結構ある。しかし、その割には施設はたいしたものは無いし、老朽化もはなはだしい。何に使ってしまったのか、ちょっと情けなくなる。絵の事で考えれば、まともなギャラリーが、全く無い。その上に、その老朽化したギャラリーをつぶしてしまい。新しい施設では、完全に廃止するらしい。美術館は当然無いし。芸術分野にこんなに力を入れない、20万都市は、他に例が無いほどだ。
温泉の事だ。温泉がある町は良い。裸になって地域の人が憩える場所を作るのは、いい町を作る、一歩では無いだろうか。このことに行政は力を入れたらどうだろうか。費用はかけないでも実現した、南足柄を見習うことは出来ないのだろうか。