天山の湯

   

昨夜は、箱根の天山の湯に出かけた。話は聞いていて、一度行って見たいと思っていた。連日東京に出かけていて、疲労も溜まっていたし、温泉でのんびりゆっくりしたいと、出かけた。

初めてのことだし、家からの距離と時間の確認を慎重に行った。家から18キロ。時間にして、23分かかった。遠いい湯なのか、近い湯なのか、ちょっと微妙な距離だった。つまり、仕事が終わって、風呂屋に行くのは、ご近所がいいに決まっている。町の銭湯と言うには、残念な距離だ。

ビックリしたのは、入り口から車が並んでいて、そう簡単には入れないと言う混雑だ。たどり着くまでには、更に15分はかかった。この辺は、他の季節、他の時間なら少しはすいているのだろうか。初めてなので、思いっきり混んでいそうな、日曜の夕方にともかく、行ってみた。価格は1200円これは高い。夕方以降の回数券で、800円。これならぎりぎりか。

車で並んでいた時にすでに思ったのだが、若い人が多い事だ。明らかに、湯快爽快が私より上中心なら、こちらは私より下が中心だ。なぜだろう。ここまでの距離車で来るのは、年寄りには気が重いのか。手前にもいくつか日帰り温泉があるので、そっちを選ぶのか。

入ると少し戸惑ったのが、中の構造だ。表示を凝ったイラストや筆書きにしているが、流行ものは外れるとダサい。少し、中途半端だし。まぁーわかりにくいと言う事。迷路のようで、こっちだと更に進むと、何とレストランだった。やっと野天風呂の表示が、そうだと理解して進んだ。あちこち、戸惑いながら、女湯の方に行きかけて、これはまずいと、さらに戻った。結局、野天しかないのだから、風呂と示して欲しいものだ。

脱衣所も少し狭い。まぁーこの日は混んでいるのだろう。中に入ってビックリしたのは暗いこと、暗いこと。足元がともかく危ない。ランプの宿の風呂のようだ。考え方なのだろうが、風呂の湯も、薄暗くて何か汚い感じがする。汚いのを明かりでごまかしているような不安になる。目が慣れたって暗い。めがねをかけているので、風呂では曇って、良く見えないという事も重なり、ともかく歩くときは何処でも、伝い歩きだ。

サウナは狭い。穴倉のようで、湿度が高く、温度が低いので、最初は蒸し風呂かと思った。それでもあるだけましだ。先ずサウナに入るのが私の好みだ。温泉はそのあとだ。あちこちに5つ湯船があるので、順番に入る。熱いの冷たいの色々あるが、お湯の肌触りは、箱根のものだ。悪くは無いが、それほどでもない。もちろん銭湯気分で使わせてもらうには、十二分で、悪口を言ったら罰が当る。

結局、コロナワールドや、万葉の湯よりはいい。源泉掛け流しが、他とは違う。打たせ湯があるなどと書いてあったがなかった。入浴料1000円のホームページの記載は、どういうことだろう。出てから、飲み物はと探したが、これも見つからなかった。飲用の湯もあるらしいのだが、見つからなかった。まさか風呂場のを飲めと言うのではなかろう。

以前、天山の湯から、農の会に有機野菜の注文があった。トマトなどを氷に浮かべて売りたいというのだ。いいアイデアだとは思うのだが、こうした宅配以外の形には対応していないので、お断りせざる得なかった。

 - 日帰り温泉