写生会
「水彩人写生会」が志賀高原(木戸池温泉ホテル)で行われます。
新春の志賀高原は装いを取り外し一番その姿を現す季節です。
今春の計画を載せます。こうした写生会に随分長く係ってきました。
水彩連盟での写生会を加えると20年以上になると思います。
プランを紹介します。興味をもたれた方が居られましたら、お申し込みください。
この写生会の特徴は、指導と言う事ではなく、互いの研究を徹底的に行う事です。
水彩人同人も、その場で同じに描き、同じに並べ、相互批評に加わります。
この活動の中で、絵を描く事を探ってきたのは、計画を立ててきた私自身だと思います。
募集人数は40名です。費用は23,000円になります。
開催日時 :5月22日(月)、23日(火)、24日(水)
集合受付 :木戸池温泉ホテルに5月22日13時に各自集まってください。
開催場所 :〒381-0400長野県下高井郡山ノ内町志賀高原木戸池温泉ホテル
TEL0269-34-2821 担当 倉科芳俊さん
荷物は事前に送ることが出来ます。
<一人部屋の希望、同室を希望する方の希望>など、はがきで連絡下さい。
問い合わせおよび申し込み先:〒250-0055 小田原市久野3545 笹村 出 ℡0465-32-6733
交通例 : 東京発:8時46分(長野新幹線)長野着:10時20分長野電鉄乗り換え11時51分発 信州中野 11時30発 ホテルの送迎バスがお待ちします。
帰路は13日11時にホテルの送迎バスが出ます。
進行:1日目・受付が終了しましたら、荷物を整理次第、写生が始まります。新鮮な気持ちで描く場所を見極めてください。自分をひきつける場所をスケッチをしながら探ってください。自分をひきつけてくる要素を探りながら、自分の絵画との関連を考察して下さい。直感が大切です。場所探しは制作の一番大切な要素です。一日の日の光の変化や、画面を置く角度、画面から離れる距離、足場の状態、雨の予測、など充分考慮してください。
水彩人同人が廻って歩きますので、積極的に疑問点やヒントを尋ねてください。夕食後描いた作品の研究会が開かれます。
2日目・は本格的に制作をしてください。紙サイズは考え方にもよりますが、自分が考えるものより一回り大きな紙で制作する事が、勉強になります。制作中は同人がいちいち口をはさむことはマイナス面もあります、質問・指導を受けたい人は自から同人に積極的に尋ねてください。同人は複数居ることもあり、指導が食い違う事も当然あります。制作は自分の世界ですから、自信を持って自分の絵画を制作して下さい。講師は出来る限り捜して歩きますが、広い為に見つからないこともありますが、自分から場所をアピールして下さい。
夕食後描いた作品の研究会があります。
3日目・は午前中の制作になりますが、各自のペースで描き、解散してください。、夕方まで描いている同人もいますので、自由に批評を受けてください。10時に一応の解散式を行います。ここで総合的な質疑を行います。また、6月頃予定している、「第2回標会」についての話し合いを持ちます。
帰りの送迎バスが11時にありますので、間に合うような簡単なものに成ります。
研究会 : 夜には昼間描いた作品を持ち寄り、研究会を行います。
1日目は制作準備として参考になる点を、研究します。翌日の制作に生きるような点を考えてみたいです。少しでも絵が前進できるよう率直に意見を述べ合います。時間も短い為、きつい言いまわしに成る事もあるかも判りませんが、絵が良くなる為に本気で発言しますので、そのつもりで受け止めてください。
2日目は作品としての課題を研究したいと思います。水彩画としての研究が行えればと考えています。研究は徹底してやりたいので、失礼な言動もあるかもしれませんが、作品向上のため遠慮なく発言させてもらいます。参加者はどなたも対等ですので、発言を積極的にお願い致します。同人も同様に並べて研究します。
準備 : 画材は各自が充分準備してください。紙や絵の具は充分お持ちください。
スケッチブック、イーゼル、水入れ、充分な筆数、ドライヤー、帽子
高原の雨や朝の寒さは真冬と考えてください、防雨寒対策は万全にしてください。
雨はあるものと考え、作品が濡れない準備(ビニール袋)をしてください。
2か目の昼食はお弁当を用意します。
描き出しは戸惑いが出やすいですので、事前に制作の予行演習を行っておくと、最初から調子が出ます。出発前の準備も万全にして下さい。
注意 : 荷物は事前に宅急便で送ることが出来ます。ついたらすぐに制作できるように、時間の余裕を持って送ってください。
キャンセルは出来だけ早めに連絡ください。遅くとも1週間前に連絡がないと、ホテルの規約にもとずきキャンセル料が請求されます。
同人も同じように制作します。同人にとっても大切な制作の時間となります。指導は活発に行いますが、その点は了解下さい。
<一人部屋の希望、同室を希望する方の希望>など、はがきで連絡下さい。
写生地の案内
1、 ホテル周辺では、窓からも描ける木戸池があります。ボート小屋や木陰など、ゆっくりと描ける所があります。ホテルに近いこともあり、雨宿りも出来安全な場所です。特に夜明けの朝日が霧の降りた湖水に差し込む頃は、絶好のポイントになります。注意点は背景となる山のラインです。これで失敗しますので注意して下さい。
2、 田の原湿原が高原の春のあたたかい広がりを感じさせているはずです。特に描く位置の高低差が自由に取れますので、湿原の広い空間を大きく自由に構成するには、又とない場所です。
3、 周辺のスキー場もなかなかの写生地になります。残された茂みや潅木、高原らしい白樺など、草地との組み合わせが魅力的です。
4、 道路を少し登ったところに、テント場があります。ここからは遠望する山陰が美しく広がります。高原の春の芽吹きを描くことが出来ます。
5、 15分ほど歩きますが、石の湯に別世界のような廃園があります。廃屋となったホテル、プール、の作られた美しさが、消え去ろうとしながら自然の馴染んでいます。
特に新緑の樹間からの、眺めはすばらしいものがあります。