アトリエカーが来た。

待望のアトリエカーが来た。軽トラックの上にアトリエを乗せたものだ。事故で車が大破して、新しい車に変えた。石垣島で車を探したのだが、どうしても見つからない。そこでネットで車を探して、大分の車屋ドイというお店から取り寄せた。
最初は沖縄本島で車は見つかったのだが、何度かやりとりしていたのだが、どうもあるとか、無いとか、車の様子が不明瞭で諦めた。次に鹿児島のお店で車は見つかったのだが、契約直前になって様々な費用が追加され、かなり高い物になってしまったた。不安になり止めた。
そして、大分の車屋ドイさんにたどり着き、電話で色々聞いた。実に誠実に答えてくれた。こういう人なら大丈夫だと決めた。石垣島では必要なさび止めも、特別に縫って頂くことが出来た。石垣島での登録など、こちらの司法書士にお願いして、すべてを万全に考えてくれて、対応してくれた。
安心して納車を待つことが出来た。高い買い物なので、安心が何よりである。このお店は電話だけで安心できる、素晴らしいお店だった。車を購入しようとしている人にはお勧めできるお店だ。と言っても、私は電話だけのことなのだ。電話の声でこの人なら大丈夫と分かったのだ。
40日間軽トラアトリエではない場所で絵を描いた。これはもう何十年ぶりのことかも知れない。慣れるまで上手くはゆかなかったのだが、機械小屋で描けたので幸いなことだった。風があれば強烈な暑さも何とか忍ぶことが出来た。また車で描こうと準備しているのだが、これがどうもすぐには出来ない。
小田原に9月初めから、18日まで行くので、帰ってきたら来るまで再開しようと考えている。もうしばらくは機械小屋で描こうかと思う。やっと慣れた場所から移るというのが案外に難しいのだ。おかしな物だ。機械小屋はなかなか良い環境だったのだ。
アトリエカーの新しい軽トラはなんとなく運転席が広くなった感が時がある。おなじはずなのだが、少し感触が違う。色々スイッチの様子も違う。おなじ軽トラでも少しずつ変わる物のようだ。ともかく新車になったのだから、事故をなんとか我慢できる。
あの事故以来、かなり安全運転になった。2度と交通事故は起したくない。アトリエカーで昔描きに言った気に入った場所をゆっくりと巡ろうと考えていたのだが、これはもう出来なくなった気がする。石垣島で絵を描けるのだから、欲張る必要は無い。
ゆっくり石垣島を巡って絵を描こうと思う。午前中はのぼたん農園に行き、午後は石垣島の他の場所に行って絵を描こうかと思う。最近はのぼたん農園だけで描いていた。少し場所を変えるのも良いかと思う。やはりそれも水彩人展が終わってからにする。
絵を描く場所を変えることは、私には随分大きなことになる。絵を描いているときの気持ちが、一番重要なことになる。禅堂で坐禅を組むことと、家で坐禅をするのでは違う。アトリエカーの中で描くのが良いのだが、アトリエカーを泊める場所も大切なのだ。
今度はアトリエカーの中に積んであった。物はほとんど機械小屋の絵を描いていた所に下ろした。絵の具や筆である。車を軽くしたくなった。アトリエカーは随分重いらしい。重すぎるのも車の安全には問題があると思うようになった。アトリエは何もなくともかまわない。
絵を描く最低限の物だけを置いておくことにした。何日か描いてみたが、問題は無いようだ。広くなった分却って良いようだ。絵を描く台を置いてみようかと思う。カリンの李朝様式の低い台がある。高さ10㎝ここで描いてみることにする。床に置いてと言うのでは少し絵の位置が低いようだ。
これで低いようなら、20㎝の台もある。こちらに変えるて見るつもりだ。絵を描く高さが気になって仕方がない。床に座って描くのは悪くないのだが、絵がどのくらいの高さが良いかが気になる。案外に難しい。やってみてから変えることにする。
椅子はゲーミングチェアーを最初から使っている。座椅子のような高さの物で、座り心地は悪くない。車が平らではないときには座椅子の脚の下に板を入れて傾斜を調整して使っている。一日中座っているのだから、椅子は重要になるが、今のところこの椅子に満足している。
安い中国製の物だったとおもっていたのだが、座り心地には何の問題も無い。機能も問題は無い。再度調べてみると、AKRacing ゲーミング座椅子と言うもので5万円近くしている。こんな高い物を買った覚えはない。似たような者が色々あるから、違うのかも知れない。
売り出しの色々キャンペーンで安売りしていた。安売りに弱いのだ。コメントを書くと1万円返金というような企画もさらにあったので、早速組み立て写真入りの良いことコメントを書いて、返金してもらった。椅子をイリライニングにして、寝ていることもあるが身体のどこかが居たくなると言うようなことも無い。3年は使っているがどこも壊れない。丈夫な物だ。
これだけ使っていて、ヘタラナイのだからなかなかの椅子だ。小学生が喜びそうなデザインなので、絵を描く為には見た目が落ち着かないくらい悪いので、大島の着物を掛けて地味な感じにしている。着物の古着はいくらでもあるのだ。気分を変えて、着せ替えてみようかと考えている。
9月も半ば過ぎになれば、アトリエカーの良い季節になるだろう。石垣島のあちこちで絵を描いて歩こう。大里の奥から北部辺りまでまだまだ描いたことの無い地域が沢山ある。北部は耕作放棄地が広がっている。今、畜産が苦しくなってきているから、牧場の閉鎖もあるらしい。
地元の農家の方が、どこか気の毒で様子など余り聴けない雰囲気だと言われていた。開拓で出来た集落が、廃村になって行く流れにある。何とかこれを食い止めるためには政策以外にない。どうせ作らなければならないなら、自衛隊基地とか、ゴルフ場とかは北部地区にすべき物だった。
何故か、新しい様々な計画は飛行場よりも南部に限られている。せめて行政が主導できる物は北部に誘導すべきだろう。これは開発事業が利権に関係していると言うことを表している事が見える。かつて不動産投資で北部地域も色々あるらしい。
北部の方が景観としては魅力的な地域だ。これからアトリエカーで北部を巡って絵を描くつもりだ。北部で落ち着いて絵を描いたことは一度も無い。心機一転のつもりで、9月後半からは北部の耕作地を描いてみることにした。考えている内に、楽しみが広がってきた。