2017年の田んぼが始まる。
種籾を川に浸してある。4月9日湿度79%水温13,7度。この時が一番水温が高かった。
今年は4月8日に籾洗いを行った。例年は3月20日前後の春分の日に行う事にしていたのだが、それでは籾が鳩胸状態を過ぎてしまう。それで今年は2週間だけ川に浸けることにした。4月8日に海水で籾洗いを行う。塩がもったいなくて、海水にしただが、その内種もみが目覚めるためには、海水に出合うというのも意味があるような気になった。儀式のようなもので疑問だが。水の行き着く先が海水だから、海水に出会い、籾が目覚めるという感じも悪くない。海水をボーメ計ではかると、1,03と出た。本来塩水選という事なら、比重1.10~1.15という事になるそうだが、そんな高濃度の塩水選はしない。海水ぐらいでかまわないと考えている。苗床で作る手植え苗だから、問題が出ないのかもしれない。
海水にボーメ計の浮いた様子。泥を混ぜたらば、メモリは下がった。泥を加えてみたら、確かにボーメ計は沈んで1,1を表示した。泥ともみが混ざったところで、川に浸けてしまえばさしたる問題はない。水温は13,7度だったが、雨模様で13度台だから、これが晴れれば、15度に近づいてしまうだろう。(初日の時点ではそう考えていた。)川の温度が以前より高いことは確かだ。ところが、その後の川の温度は12度台を保っている。何故だろうか、低ければ低いで不安になる。やはり今年の寒さが影響しているのだろうか。川の温度を測るだけで自然の不思議というものを痛感する。15日16日と20度を超える晴天になったが、水温は12度を保っている。一年中川の温度を測ると何か面白いことに気付くかもしれない。ともかく今年は、入水の水質検査を行う。
荒起こしを始める前のレンゲの生えた状態。花も少し咲き始めたところ。右側の少し茂りが多い半分が秋起こしをしてレンゲを播種した側。左側半分が秋起こしをせずそのままレンゲを播種した側。確かに秋起こしをして種を蒔いた方が、レンゲの発芽は良い。レンゲが生えないところは、水が溜まるところでもある。雨が降り、水がたまる場所は排水を工夫して乾くようにすることが大切なようだ。その意味で日陰は、凍るという事もあるが、水が乾かないという事も影響するようだ。
15日苗代作りをする。全体ににレンゲが生えていたところをそのまま荒起こしを行った。花が咲き始めた所だった。残したところにはまだレンゲがある。残したのは通路である。4列の苗床である。その間に水路の泥上げをお願いした。水路が貫通て、水を入れたらば一時間ほどで水が溜まり、すぐ代掻きを行った。3回代掻きを行った。特に一番左の畔側は、直播をするのでより念密に代掻きをした。直播をする場合、苗取りが大変である。苗取りを楽に行うには、深めに丁寧に代掻きをする必要がある。それでも 9時に初めて午前中で終わった。このあと1週間水を張っておいて、21日金曜日の水を止めて、22日に種籾を播種する予定。種籾も21日に川から引き上げ、水を切っておく。