アメリカを支持する唯一の国、日本
トランプ大統領時代が来る。アベ政権は早速、2度目のトランプ詣でである。日本は手下でお願いします。土下座外交。オバマ大統領は良心的な大統領だったと思う。そのオバマ氏でもアメリカは変えられなかった。銃規制一つ見ても、アメリカはどこかおかしな国である。そのおかしい方の極にいる、トランプ大統領の登場である。アメリカの分断はさらに強まることだろう。格差の時代から分断時代である。良心派と現生利益派の分断。能力主義の分断。アメリカがそこまで行ってしまった。相反するものが両極に振れそうな気がする。これからの4年、大統領というものが国にどの程度の影響を与えられえるものか。よく見てい置く必要がある。いま日本がおかしくなっているのは、安倍政権のためというより、アベ的政治を望む日本社会だという気がする。トランプアメリカがどれほど世界を危機に陥れるのか、不安は増大する。アメリカファーストが、分断を生みテロを増殖させるだろう。
トランプを生んだのが、アメリカの民主主義である。民主主義が良い国を作り出せるとも限らないようだ。民主主義は人間の本音に従う。民主主義が集団利己主義になれば、衆偶政治となる。世界中の大企業がトランプに従っている。儲かりそうな本音に従う。アベ政権は反中国である。トランプも現段階では反中国である。私はトランプは中国と経済関係は強めるとみている。トランプは軍事力よりも経済優先なのだから、どこかで中国と持ちつ持たれつになる。日本では中国経済崩壊説などという馬鹿げたものが、広がりたがるようだが、もう中国は日本の2倍の経済になり、現在もその差はどんどん広がっている。そして、もうすぐ3倍の国になる。技術的にも日本を凌駕する分野が出てくると考えた方が良い。中国人のなかの有能な人は、頭抜けて優秀である。問題は汚職体質。しかし、これは資本主義には向いて居る資質でもある。
アベ政権の反中国が意味が分からない。アメリカの手下であることは認めるようだが、なぜ中国を毛嫌いするのだろう。いまだ脱亜入欧の明治日本帝国主義の亡霊につきまとわれている。トランプが中国と手を結べは、親方の言われる通りですというのだろうか。自分の髪の毛が黒く、背が低い民族であることを恥としているのだろうか。日本がいつまでも反中国でいると、アメリカに出し抜かれることになる。アメリカがいつ日本より中国を選択するかである。ヨーロッパはすでに中国を選択している。日本がロシアとの関係を見直している間に、どんどん後れを取っている。中国という国は幅広い国だ。毛沢東もいるし、周恩来もいる。劉少奇もいる。今もそうなのだと思う。中国人は幅広く、又優秀だ。人情味もあれば、文化も日本と繋がっている。悪い側面だけを見れば、確かに問題点はある。しかし良い面も奥が深い。アベ政権の悪宣伝で判断してはならない。
絵画文化交流で上海に行った。ひどい絵ばかりだった。即物的なリアル絵画ばかりだ。真似ばかりすると笑い物になるが、写真を模写したような絵が全盛だった。中国文化の栄光はどこへ行ったのかとおもった。ところが今は日本も同じになった。余裕のない社会では、訳りやすいもの以外は消える。存在する隙間がない。筆や紙を探したのだが、ひどいものばかりで、どうにもならなかった。ところが、今の中国の筆のレベルは上がった。実に多様である。日本の筆よりさまざまである。馬鹿にする前に、使ってみれば中国のすごさを知ることになる。日本が伝統文化を、人間国宝的に保存をせざる得ないなかで、中国は生きた形で文化の再生が計られている。これからは産業分野でも、優れたものが登場してくると考えた方が良い。何故か、アベ政権は軍事力でも中国に対抗できると考えているようだが、現実を直視しなければだめだ。アメリカとの軍事同盟を不変と考えているのはアベ政権だけだ。