サウナの入り方

   

温泉よりサウナが好きだ。サウナに入るようになってから、身体の循環が良くなった。肩こりもなくなった。一日狭い車の中で座り込んで絵を描いている。肩こりしないはずがない。ところがサウナに行くと肩こりは完全に治る。体が温まり滞っているものが汗と一緒に出る感じがする。昔は吐き気がするほどの片凝り症だった。夜中余りの肩こりで方の激痛で目が覚めることもあった。足も冷えた。氷のように冷たくなることがあった。そもそも子供の頃から汗をかくという事がなかった。特異な体質だと感じてきた。サウナで汗をかくという事がどういうことか初めて知った。汗のにおいとか、体臭とかいうものを初めて知った。ときどきサウナに行かなければ体の維持が出来なくなっている。果たして、サウナが身体によいものか、悪いものか長い眼ではわからないが、今の今はサウナに行くことで救われている。一日通しての田植えのような農作業をした後でも、サウナに行くと筋肉痛が消える。

サウナの入り方は、良くは分からないのだが、勝手な入り方考えた。10分前後を5回入る。体重で言えば、1キロから1,5キロ減るくらいだ。先日、1回出る度に体重を計ってみた。最初大汗をかいて、だんだん汗の出が悪くなるように思ったからだ。人によって汗の出る量は違うようだ。中には3キロは体重が減るという人も居る。500グラムしか減らないという人も居る。サウナ好きだと言っても、1回しか入らないという人も居る。中にはお医者さんから止められているの、10回もはいるという人も居る。一般に職人仕事や肉体労働の人がサウナに来る人には多いいようだ。ボディービルダーのような人も良くいる。私のような貧相な体の人はめったにいない。すごい巨漢の相撲取りのような人も結構いる。たぶん痩せに来ているのだろうが、サウナで痩せるというようなことは一時的なことに過ぎない。体重の減少は1回ごとに、300グラムの減少を正確に5回刻んでいた。

1回10分前後入る。8分から12分という事になる。サウナの中では3分ごとに、慣らし、味わい、本番、治癒と頭の中で分けている。体調で治癒まではいらないこともある。サウナから出たら、28度前後のぬるいお風呂に入る。これは5分程度。ぬるま湯で身体を普通の状態に戻す。半身浴の時もある。その後水風呂に入る。これは3分。水温は17度が良い。もちろん希望通りには行かないがそのくらいが良いようだ。3分入ると全身を血液が一回りし、冷めたような気がするが、医学的には1分となっているようだ。3回転しないと回った気がしないという事になるのか、そんな早い気はしない。身体が冷める為には、血液だけの問題ではないのだろう。そしてまたサウナに入る。サウナの温度は90度。これを5回繰り返す。だから入浴時間は1時間30分と長風呂になる。汗をかくと塩分が出るという事がある。血圧は下がる。また足がつるようになる。

脱水症状には気お付けなければならない。なんとなくサウナに行って、壊れかかった身体の循環状態を回復させているような気がしている。身体を長く使うためには、無理に元気を出しているような、感じもあり、不健康なものかもしれない。サウナに行くようになって、10年ぐらいのことであるが、なんとなく行くことに抵抗感もある。この気分はよく分からないのだが、サウナに行くと言いながらつい言い訳じみた態度になっている。無駄な時間を使っているような感じがするのだろう。だから、身体によいとか。病気になるよりはましだ。疲れが取れる。よく眠れる。血圧が下がる。眼が良く見えるようになる。私の場合はボーと出来る。何も考えていない時間が1時間30分ある。何も考えないというより、何も考えられない時間。これはこれでいい。

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