大麦の刈り取り
大麦畑 家の隣にある。2畝位だと思う。奥の下の方がよくできていて、手前は草が多くて出来が今一つだった。手前の方が草取りがある程度できたのだろう。
家の脇の畑で大麦を2畝ほど作っている。将来はビール作りたいと思いながら、果たせずに今年も麦茶と麦みその原料になりそうだ。毎年40キロは取れる。これでみんなで麦茶を作る。今年はどう見ても豊作である。特別なことはしていないのだが、良くできている。冬の間に分げつが進んだ。麦作りは立ち上がりが大切なようだ。他の畑の麦に比べて出来がとても良い。何故か家の畑だけはよくできた。特別に肥料を入れたことはない。畑は大豆、麦を繰り返してきた。ソバカスを時々撒く。何かを作った後には撒いては耕しておく。確か、今年は追肥をした。これが良かったのかもしれない。分げつが良くなるようにきたしてソバカスを撒いた。くらいで、漠然と土が良くなってきたようだという事ぐらいしかわからない。私としてはもったいないほどの上出来である。草取りも特に行っていない。カラスムギも、ネズミ麦も出てはいるが、生育をそこなうほどの出方ではなかった。昨年は麦わらをたい肥にして戻した。これが良かったのかもしれない。麦刈りの前に除去すれば済む程度である。
この大麦の麦茶は評判が良い。何しろ、アサヒビールの麦茶を作る専門家の方が、この麦茶を飲んでこれは美味しいと評価してくれたそうだ。いろいろの麦で麦茶を作っている人が美味しいと言ってくれたというから、なかなかのものではないかと思っている。夏の間この麦茶で農作業を乗り切っている。今年は、53キロの収穫だった。豊作ではないかと思う。反収にすると300キロぐらいで、面積が正確でないのでよく分からないのだが。悪くはなかったとおもう。麦刈りは梅雨の晴れ間の6月17日に行った。麦の水分は13,8%だった。今年は晴天が続いて、良く乾いてくれた。ここまで乾いてくれれば特に干しはいらない。田んぼのみんなが協力に来てくれた。有難さに感謝に満たされた。麦作りこんなにも嬉しい活動はない。何か皆さんの思いが、自分の為ではなくみんなの為となればと協力してくれている。こういうことができる友人がいるという事だけで、生きてきた甲斐があるというものだ。
最近の梅雨は雨が少ないから助かる。ここで麦刈りをすれば、次の大豆の播種が7月7日前後だから、ちょうど間に合う事になる。麦を刈ったらすぐにソバカスを撒く。撒いて耕しておく。刈り取った麦わらにもソバカスを混ぜて、堆肥にする。堆肥にしてから畑に戻す。もしこれが昔のように田んぼで作っていたとすれば、今日明日にでも水を入れて、すぐにアラオコシ代掻きという事になる。昔のお百姓さんの能力はけた外れだ。1週間の間に準備をして、24日に田植え。ぎりぎり間に合うというところだろうか。しかし、この手順をこなす能力は私にはない。頭の中が混乱してしまい、裏作の麦という事は一度やっては見たが、どうしてもこなせない。そこで、大豆と麦の組み合わせで、やることにした。これなら畑も空けないで済む。畑はいつも何かを作っていた方が良くなるものだ。田んぼの裏は緑肥を作ることにしている。
畔で大豆を作るのもなかなか難しかった。大豆が一番よくできる方法だと思う。田んぼの畔は風通しが良いせいかあまり虫にもやられない。問題は畔の草刈りが大変になるのだ。一気に草刈りをしたいのに、ついつい大豆を切ってしまうのだ。大雑把な性格だからだろう。今年大豆の種が余ればどこかで実験をしてみたい。一番奥の日陰の畔はどうだろうか。53キロの麦は醤油と味噌と麦茶にしようと考えている。麦茶には30キロ。醤油に10キロ。味噌に10キロ。タネに3キロ。こんな感じだろうか。醤油の希望者が多ければ、麦茶20キロ。醤油20キロという事になる。大豆の会で相談して決めよう。