自民党大西英男衆院議員
足柄平野 10号 私の住んでいる地域にも広がった平野部がある。山際から、丘陵地帯と、渾然となっている。これがこの地域の変化を生み、魅力となっている。
自民党の大西英男衆院議員は衆院総務委員会で日本維新の会の上西小百合衆院議員の質問中、「まず自分が子どもを産まないとダメだぞ」という暴言を吐いた。これは犯罪行為だ。何故逮捕しないのかが分らない。都議会での自民党都議の同様の暴言問題がうやむやのまま終わろうとしている。そして都議会幹事長だった大西英雄議員の暴言事件が明るみに出た。この大西氏は少子化対策がライフワークだそうだ。つまり、女性が子供を産みさえすれば解決できるという浅はかな発想の人間だ。全く議員としての知性のかけらも持っていない人間である。こういう人間が都会議員を長く続け自民党の幹事長に成り、そして衆議院議員にも成った。この国の政治の劣化は深刻なところまで来ている。しかも、この暴言議員に対して処罰すらできない。自民党はこのことを悪い事をしたとは考えてないのではないだろうか。女性が子供さえ生めば少子化は解決すると、政党らしからぬ考えを根底に持っているのではないか。疑わざる得ない状況である。
女性蔑視の日本の社会の床屋談義としては、良くある話である。しかし、議会というところは、市町村、都道府県、国会いずれの段階でも知性と論理性を持って少子化について議論する場である。こんな暴言を取り締まることができないのであれば、議会で発言したくないという女性議員が出てくる可能性もある。議論を拒絶して、問答無用で済ませてしまう最悪の暴力議会ではないか。こんな基本的なことすら理解できない人間が、少子化対策をライフワークとして、67歳になった人間が、衆議院議員であること自体を、日本人として恥ずかしくて仕方がない。知性のかけらも持っていない。この人のブログを読んでみると、政策についての論究がないことが分る。活動は確かに報告しているが、ライフワークのはずの、少子化対策について何をしているのかが見えない。「政治」はお金や地位を得るための 手段ではありません。 あなたの夢や地域の希望を実現する ために、私は「献身」をモットーに、 40年余の政治生活を歩んできました。とあるがまともな人間とは思えない。
お金や地位の為ではないをモットーに掲げたということは、そうは見られたくないとい気持ちはあるのだろう。では何の為に議員を40年続けてきたのだろうか。20歳で自民党の東京都連学生部長になったという。あの学生闘争の時代に、自民党で寝る間を惜しんで頑張ったというのだから、相当右翼的な人間の可能性が高い。少子化対策をライフワークと言いながら、政策を読んでも全く少子化対策は書かれていない。政策は自民党の標語を写したレベルのもので、この人独自のものはどこにも見当たらないと言っても良い。議員秘書を出発点に、区議から始まり、都議、国会議員と、どんな議員人生だったのだろうか。自民党のたたき上げの典型なのかもしれない。こんな議員を育てる政党が自民党ということだろう。ヘイトスピーチをする人間と変わりのないレベルに私には見える。
選挙制度が悪い。このまま小選挙区制を続ければ、こういう政策をもたないお金や地位の為としか思えない議員が、ますますのさばるようになってゆくだろう。地元に行けば、面倒見の良い、頼りになる議員さんで通っている気がする。自民党はこういう議員を47年かけて育ててきた。そして公認をする。この暴言に対して処罰すらできない。自民党の序列に従い、御奉公を続けていれば議員に成れる。この封建的な仕組みが、自民党の保守性なのだろう。厳重注意程度では、政党として認めているとしか思えない。これでは政策能力が高まるはずもない。安倍晋三首相が新成長戦略に重点分野として盛り込んだ「女性の活躍推進」も否定したような発言が相次いでいる。これは偶然ではない。自民党の所属議員でありながら、女性の社会進出の意味を理解できていないのだ。まず、安倍さんは党内の教育からではないか。そして自民党でも30%の女性議員を目標にしてもらいたい。