籾がらクンタンを作る。

   

籾がらクンタンを作り始めた。これで今年3回目である。ヤオマサの田嶋さんから頂いた、クンタン製造機も使って、2窯同時に進めている。30リットル入りの袋で、8袋入ったから、250リットルくらいの容器である。出来上がりの量で、5袋前後150リットルである。クンタン作りはコツが必要である。何故か、毎回燃焼の時間が変わる。たぶん、まだ技術が安定しないのだろう。籾がらの湿気具合と、煙突の長さがかなり影響する。最短では6時間ぐらいで出来るが、下手をすると、20時間もかかったりする。それでも何とかかんとかできている。クンタンを作ることは、苗作りの準備として必ずやることにしている。良い苗が作れるということもあるが、苗土の増量剤のようなつもりでもある。どれだけ作っても余るようなことはない。

詰めて燃えだしたところである。今回は煙突の長さを半分にした。前回はこの倍の長さでやったら、かなり早く燃えた。早すぎると、良いクンタンが出来ないような気がして、半分にしてみた。ところが、時間が30%ほど長くかかるようだ。クンタンが湿気ていたせいもあるかもしれないが、クンタンの出来が良くなったということもないので、煙突は次回は又繋いで倍にすることにする。倍にしてみたが、そう早くならなかった。湿気の違いもあるようだが、むしろ下からの酸素が少しは入るのかどうかということがあるようだ。下から酸素を少し入れても、灰にならないなら、それは早くていい。

5時間くらい経過したところ。ここまで来てもう一度かき回して、もう2袋加えた。そうしたら急に時間がかかり、さらに、4時間が経過して、まだ燃え切らなかったが、そこで水をかけて、消した。この消し方が難しくて、10リットルくらいの水をかけて、ビニールで酸素を入れないように蓋をするのだが、これで上手く消えないこともままある。もっと20リットルくらいの水を加えてもいい。そのうえで、絶対に酸素が入らないように閉じる。そうして、2日は置いて置く。周りを触って冷たくなるまで置いて置く。

袋詰めは、ともかく再発火に気を付ける。結構冷えていても、もう一度水をやりながらくらいの方がいい。どうせ濡れているくらいで使う際には問題がない。再度火が出ないということが肝心である。符詰めして、2日ほど燃えてもかなわない場所に置いておかなければならない。それから倉庫などに取り込む。

後2回分くらいはある。だから、総量として、40袋×150リットル=6000リットルにもなる。籾がらがこれだけでるということは、それだけお米を作っているということになる。

 - 自給