舟原田んぼの田植えが終わる。
舟原田んぼの田植えが終わった。舟原は慣れたメンバーのグループなので、特別な不安はなかった。今年から、日々の管理を木村さんがしてくれることになったので、今までの事を良く伝えている。田植えは、何と子供たちを入れると、30人近くの人が参加してくれた。前日の苗取りが雨の中だった。午前中の作業になった。大きさは27センチくらい。太さが太い。色の具合は緑色がさわやかには言ったくらい。根元には分ケツが来ているものもある。理想としてきた苗であった。無肥料で育てた。種まきの後、すぐ苗床に置き、ラブシートで覆った。1,5葉期の段階でラブシートを剥がした。欠ノ上はラブシートではなかった。同じ日程ですべてを進めてきて、田植えを1週間遅らせたということである。毎年気候は違うので、一概には言えないが1,5葉期の段階まではラブシートでの保温はいるが、その後は自然状態で管理している。かなり厳しい昔の苗作りである。
田植えはいつも日曜日となっているので、3日、10日、17日になるグループも多い。来週も何箇所かあるが、私は来週17日は麦刈である。田植えが終わるまでは、一切のことが頭に入らない。一応は普通に暮らしてはいるが、田植えモードに突入して、田植え、田植え、と頭の中でシュミュレーションが繰り返されている。皆さんに迷惑もかけているのだろう。田植えに没頭するというか、一念である。それくらい田植えは面白い。一年で最大の催しである。今年は、田んぼを念を入れて代かきをした。丁寧に2度代かきをした。その分土は練り過ぎである。水を使う量を減らすためである。水漏れや立て浸透を少しでも減らすためである。セシュームを1ベクレルでも減らすためである。田植え後のソバカス散布も止めた。田植えが終了したのが、2時だったから、早い終了であった。終われば終わったでさびしいものである。
これからの水管理であるが、土が見えない程度の浅水を続ける。上の田んぼの1か所からの入水を行い。その水を、2段目、3段目と回してゆく。そして、最後の水尻から排水は行わない。3段目で浸透という形である。水の使用量を昨年の半分位にしたい。半分にすれば、それだけで半分になる。さらに、上根・水根を減らし、水からの吸収を削減する。すでにもみ殻を入水口に置居てあるが、溜池の中を出来るだけ迂回させながら、距離を稼ぐ。水温も上がるし、ここでのセシュウムの沈殿吸着も期待する。浅水で行くので、早めのコロガシが必要である。コロガシは縦横2回は最低でも必要。草で苦労するのは分かっているが、致しかたない。全体での感じは深植えに成っているような感じがある。浮苗にならないようにという事を強調しすぎたために、かなり奥まで植え込んでいる苗を見かけた。分げつが少し心配である。
今年は、土を上段が不耕起ソバカス散布。中断がソバカス散布耕起。下段がすべての田んぼの分のソバカス藁堆肥。すべて、植物性のもので行った。入れるものでの違いを見たいからである。堆肥を田んぼで作る実験は成功した。一度も切り返しは行えなかったが、殆どが堆肥化していたと言っても良い。水が回らなかった一部は、藁のままであった。積みあげた高さが3分の1まで減少していた。堆肥のセシュームは測定したが、意外に低かった。それにしてもすごい量の藁が一か所に入った。どういう結果になるか、今から楽しみである。藁は草を呼ぶという気もしている。藁の分解に窒素が使われる。こういう事が稲に対してどういう影響があるのか。上段の入水口には、測定用の稲を植えることにした。どういう違いが起こるのか。
昨日の自給作業:7時間 田植え 累計時間:37時間