野外の自動販売機を止めろ

   

節電が叫ばれている。この暑さで緊急事態である。この夏は冷房機は間違っても使わないつもりだ。どうも腹がたつのは、ジュースの自動販売機である。せめてもである。せめて、暑い昼間の1時から3時の電力ピーク時だけでもコンセントを抜いて欲しい。そのくらいの節電の協力は当然ではないか。お年寄りが冷房機を入れないで、熱中症になったら大変である。本当にこの時間だけで良い、協力してもらえないだろうか。このことを考えるとテレビと言うものがいかに、スポンサーに弱いかがあからさまに分かる。偉そうに発言するテレビキャスターがこのことだけは巧みに発言しない。自動販売機のことを避ける。何でも解説してくれるのに、このことには触れない。結局は報道管制が引かれているのと同じだ。駄目な連中である。

「こういう時に本当のことが言えないなら、なんにも言うな。」そう思ってバカづらをじーと眺めている。スポンサーののいないNHKはどうなんだろう。肝心の時に国民の側に居るのかが問われている。自動販売機止めようキャンペーンぐらいやればいい。石原都知事ほどではないから、「全面禁止は言わないで」せめて昼間の2時間だけコンセントを抜こうキャンペーンで良いとおもう。お年寄りや体の弱い人のためだ。実はそう考えている人は沢山いるはず。ところがやはりテレビの影響は大きい。自動販売機問題は肝心の時に消えかかっている。問題の方向が、実は原発再開と結びついている。一時行われた、計画停電をきちっと総括したらこのことが見えてくるはずである。あのときの発電能力と、実際の使用電力の分析である。

関西電力では、節電要請が不自然だと大阪府との間で問題になっている。原発再開のための脅しだというのだ。まさにその通りだ。世論を作り出そうとしている。原発の安全性の強化は世界での緊急課題である。IAEAでも新しい強化された基準が検討、議論されている。議論されている間に、日本では安全が確認されたとの政府発表である。到底この安全軽視の相変わらずの姿勢が、国民感情と遊離している。この議論の中で、それほど安全基準を強化したら、原発が採算に合わなくなるという話が、出てきているという。事故が起きてその補償と、後始末に莫大な費用がかかることが、収支の計算に入っていない。これから、世界全体に、その国にはその管理能力が不足している国にも、売り込んで行く先進国の企業が現れる。安全など二の次の価格競争をするだろう。そうなる前に、原発は廃絶の方向を打ち出さないとならない。

そのためにも、この夏は自動販売機を止めよう。小田原市役所6階や、マロニエにはかなりの数自動販売機がある。せめて1時3時はコンセントを抜いて、模範を示してほしい。撤去しろとは言わない。電力ピークだけでも、止めれば違うはずだ。できる節電をしないで、真っ暗にするだけが節電をしている。頭の廻らない所が情けない。昨日段ボールコンポストの配布をしていたら、電動の処理機を使っている方が2名おられた。購入したことをとても後悔していた。こんな時期に使う訳にいかないということだった。早急に小田原市は補助を中止にすべきだ。パチンコ屋を閉店しろとまでは言わない。基本は家庭電力の節電だと思っている。50年で5倍の使用量に成ってしまったそうだ。これを少し減らすことは何の苦もなく、又さしたる努力なしに行えることのはずだ。その象徴が自動販売機である。日中炎天下、太陽にさらされた冷蔵装置を見ながら、節電はないだろうという気持ちだ。暑い盛りだけで良いので節電に協力してもらいたい。

 - Peace Cafe