情報流出とネット社会
尖閣の衝突映像のUチューブ流出。何故この動画を非公開にしなければならないのかが、私には理解できない。中国政府がいうように、動画を見ても何も状況は変わらない。領有権問題の本質とは関係が無い騒ぎになっている。出来る限りの事実を国民共通の認識にする。あたり前のことだ。これを6分だけ一部議員にだけ見せて済ませようという不思議。この程度のことを公開しないことが、どれほど尖閣問題に関与してくるのか。民主党内閣の政治感覚は、感度がひどく悪い。中国への配慮と事実の公開とは違う。ロシア大統領の北方領土訪問の対応など、外務省も東郷氏佐藤氏を辞めさせた後、人材が無いということなのか、てんやわんや。尖閣問題の本質は何故中国船を、追い回したかである。海上保安庁の現場では、いつかはやってやろうと思っていたに違いない。映像流出と同じである。政府は何も指示をしていなかったようだ。この点がまず抜けている。
すべては普天間移転、日米安保の見直しから始まっている。中国の隠れた意図が暴かれたと、大成功だと考えている人間が、山ほどいるだろう。日本人の天国トンボの目を覚ました。と思っているに違いない。Uチューブに投稿した保安官の気持ちの裏には、危機意識から情報公開になった。昔なら、新聞社かテレビ局へビデオ映像を送るぐらいだが、個人が全国民に情報を送れる。一方政治家がネットで自分の意見を述べることが、日本人全体への説明になっている。テレビや大手新聞社が小沢氏を目の敵にしている中、「ニコニコ動画」での小沢氏らしい反論の姿勢である。これはテレビ報道とか、マスコミとか言われるものが、衰退を始めていることでもある。報道機関というものが自分なりの思想哲学を持ち、きちっとした批判精神に基づき、運営されていないからだ。小沢報道にみられる、常軌を逸した偏向した報道の、裏側を想像したくなる。検察審査会の判断が出た今、裁判がおこなわれるのだから、裁判の結果を待つほかないというのが、今の状況だろう。
国会で小沢氏を喚問したところで何も解明はない。政治的駆け引きにしても幼稚。緊迫した日本の未来に対して、何か有意な結果があるというのだろうか。説明責任だけならニコニコ動画と同じこと。報道機関では、まるで映画俳優のスキャンダルと、同じようなスタンスで政治の問題を扱う。もう時代はインターネットに動いたようだ。それでも選挙には相変わらず使わせないようだ。権力を担う者には自分の手の届かない真実が怖いのだ。どんな情報も閉じ込めておくことはできない。大手の通販サイトなどからも、情報が簡単に漏れる。便利とは思うが、カードでのネット利用はためらう。どんなにセキュリティーを考えても、最後は人間である。人間が犯罪を犯す可能性を入れたら、情報というものは集めれば漏れる。痛し痒しであるが、政治もこれで動く。インターネットが戦争を引き起こす可能性もある。いずれネット社会では情報の独占はできないということ。
情報は中途半端が一番いけない。6分間だけ見せるなどバカバカしいにもほどがある。見せるなら一部始終だ。裁判証拠が編集されているというのにも驚いた。那覇地検はしっかりしなければいけない。それは個人情報でも同じことである。私はこのブログのように、すべてをあからさまにすることにした。隠すことはもう出来ないと覚悟をしている。実は隠すほどのことは何もない。恥ずかしい情けないことも山ほどある。山ほどあるが、仕方が無い。そういうことはまだしも、安全の問題がある。たとえばこのブログを読んで、腹を立てた人間が押しかけて来るとかいうことである。そういうことを教えてくれる人がいる。しかし、隠したところで同じことだと思っている。探す人間は探すし、情報を隠してどうなるというものでもない。このブログをきっかけに、農の会に関心を持ってくれる人もいる。それで十分である。
昨日の自給作業:機械整備3時間 累計時間:11時間