「開かれた議会」アンケート調査
「小田原市議会を考える市民の会」では、市議会議員に対して、アンケート調査を行った。これをじっくりと読んでみた。なかなか興味深い。あの人はこんな考えだったのかという、意外な発見などがある。市議会議員のレベルと、体質というものが行間からだんだん、にじみ出てきた。かなりの人数の市会議員が、白紙と言えるものを返してきている。これはこれで面白い。少々突っ張った感じだ。なるほどこうかと思わざる得ない。さらに上を行く無視か、返答すらない議員もかなり存在する。これも想定はできたことだが。善悪ではない。それぞれの姿勢である。ただこうしたアンケート結果を情報として広く、皆さんに伝えたい。自分が投票した、あの議員さんはどんな考えなのか。是非確認してほしい。それで納得いけばいい訳だ。やっぱりうちの先生はそんなくだらんアンケートを毅然と拒否した。こういう意見もあるのだと思う。
たとえば、行政側に反問権を付与することに賛成か、反対か。こういう質問がある。反問権付与とは、行政側から議員の質問の趣旨を確認したり、あるいは疑問点の指摘、をすることが出来るかどうかである。これに対して議員それぞれの答えがあって、実に面白い。是非暇な時でいいので、読んでみてもらいたい。アンケートの中で一番興味があるのは、自治基本条例にどんな意見があるかである。しっかりと問題点をとらえている人が、7名いた。そんなものは端からいらないという人もいる。不十分な条例で、じっくり作るべきという人もいる。そこまでしか見ないのか、と残念な解答もある。全ぃ4無視の人が多数である。今一番の旬の話題で、こんなものである。何んで、市会議員をやりたいのだろう。せめて、市民全体に及ぶ条例である。問題をしっかり把握はしていてほしい。アンケートを作った人が気に入らないとしても、市会議員としての、せめて意見はききたかった。
市議会議員活動を市民にどのように伝えているか。こういう質問では、大多数の議員が支持者対象に説明会をしていると答えている。こんな質問にも無視の議員が多い。簡単にいえば、市会議員が地域代表であったり、明確な支持基盤の上で立候補しているということらしい。だから、議会による説明会のようなものも不要と答えて理う議員が案外に多い。これが小田原の現状ということで理解できる。選挙で選ばれているのだから、支持者以外はどうでもいいという意識が強いということだろう。市民という言葉がすでに、かなりの議員にとっては、革新勢力というとらえ方のような気がする。住民といえばいいのだろうか。市民という場合は通勤、通学しているものも入る。選挙権のないものなど入れることはないということだろうか。
首長と議会の対立ということが、名古屋や大阪をはじめ、全国で起きている。国で政権交代が起き、市町村でも同じことが起きている。多くの人の行政や議会に対する意識が変わり始めている。民主主義とはまだまだ言い難いが、お上まかせの政治とはいかなくなってきている。多かれ少なかれ、小田原の市会議員にもその波は、押し寄せてきている。政策を明確にしないことが、地域代表のやり方であったのだろう。「難しいことは言わないでも、上手いことやるから任せてよ。」こんな感じがある。自分が何に賛成し、何に反対したか、このことすら表明しない方がいい。こう答えている議員がいる。賛成反対の理由が、説明できないので誤解を受けるということらしい。誤解であろうが、無かろうが、それがその人のとった行動の結論だ。それが誤解を受けるような仕組みなら、その方を変えて行けばいいのだ。
昨日の自給作業:草刈りなど2時間 累計時間:4時間