自民党119議席

   

大きな転換といわれた、衆議院選挙の結果が出た。予想通りの自民党の大敗に終わった。自民党は政党として、維持できるのだろうか。小泉元首相が自民党をぶっ壊す、と叫んだ「逆説」で勝利した事を思い出した。これが解党的敗北というのだろう。まざまざと見せてもらった。「楽観論にはエネルギーが要るのです。」こう叫んだ、麻生首相の脳天気さが不気味だった。本当のエネルギーは新しい事を作り出すことにある。新たな地平に向う事こそ、エネルギーが必要だ。現状にしがみつく事が一番エネルギーが要るんだ。とトンチンカンを叫んでいるような首相では、とてもこの難事を任せるわけには行かない。これが国民の総意であった。安部、福田と2回の投げ出し首相。そして、今度は選挙のための首相のはずが、1年間のしがみつき。政党としての末期的な姿を、保守政治の悪臭を随分撒き散らした。

民主党は308議席。何人ぐらいの松下政経塾出身者がいるのだろうか。私の選挙区で当選した、神山洋介氏は松下出身者だ。平和憲法を明確に改定すると言っている。神山氏が、どのような行動をこれからとるのか、選挙民として注視が必要である。ここでもう一度どんな人間忘れないために、政策・政治スタンス朝日・東大調査のアンケートを上げておく。
「憲法を改正すべきだ」の意見に賛成ですか、反対ですか。
賛成
「道路予算を維持すべきだ」の意見に賛成ですか、反対ですか。
反対
「5年以内の消費税率引き上げはやむをえない」の意見に賛成ですか、反対ですか。
どちらかと言えば賛成
「永住外国人の地方参政権を認めるべきだ」の意見に賛成ですか、反対ですか。
どちらかと言えば賛成
A「日米同盟は日本外交の基軸」、B「日本外交は国連中心主義で」のどちらに近いですか。
Aに近い
これからの日本は、どんなふうに呼ばれる国になってほしいですか。
科学技術先進国

それにしても選びようのない選挙だった。小選挙区はどうにもだめだ。投票できる人がいなかった。この制度は日本の政治風土には、適合しない選択だった。こうやって、100が300になり、300が100になるような大きな揺れが起こる選挙制度は良くない。民主主義が育たないことになる。平和憲法を守るという人が、一人も立候補すらできないような制度では、どうにもだめだ。これから議員の数を減らそうということが起こるだろう。これも困る。少数意見が見えなくなる制度に進む事は、民主主義が危うくなる。経費を安くするなら、給与を下げればいい。政治に金がかかるというのは、嘘だ。言い訳に過ぎない。本当に経費をかけずに自分の政策を人に伝えたいと思うなら、インターネット利用だ。そうした努力をせずに、政治にお金がかかる。それは汚い政治にはお金がかかると言う事だろう。議員数の削減は間違っている。

いよいよ民主党の農業政策が、現実社会で試される事となる。注視する必要がある。調べるといい所は沢山ある。沢山あるが、現実と成るとどう現場におろしてくるのか。麻生さんが廃止するといっていた、農政事務所など、どんなことになるか。民主党の政策を強く批判していた、農水省の事務次官など、どう抵抗するのだろうか。官僚が取り仕切ってきた、と言っても農水の中も多様である。民主党の政策を待っていた官僚もいる。政権が変ると言う事が、現実の農政にどんな反映があるか。とても興味深い。

昨日、一昨日の自給作業:大豆の草取り2時間、堆肥撒き1時間 累計時間:22時間

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