水彩連盟展が開幕
水彩連盟展が始まる。新国立美術館での初開催です。4月16日まで、10時から18時までです。10日は休館日です。最終日は14時で閉館です。一見に値する美術館ですので、この機会によろしくお願いします。
各団体の先陣を切っての展示だ。いつも来年に目指して、問題点を整理しておくほうがいい。今回はこの場で。先ず、前回指摘の審査室の明るさは、段階式照明で100%にすれば明るかった。こうした、使用法の理解不足などいくらでもあるだろう。扉のゴム止めが、どうしてもかからない。出入り口の大きな鉄扉が、自然に閉まってしまう。そこにおたまじゃくしのようなゴムが置いてある。これで止めると言う事は分かる。しかし、幾ら力いっぱい止めても、いつの間にか動いてしまう。誰が直したのか。なんと扉の裏側から挿んで止めてあった。それで動かない。知らなきゃ出来ない逆転の発想。
困った事はいくつもあったが、予測どおり、ご飯を食べる事だ。人は食べなきゃ動けない。都美術館のときは館内の食堂に行く。そこで慌しく食べて、戻れば何とか1時間の昼休み中に戻れた。ところが今度はしゃれた評判のレストランらしいから、そこはハナから無理。それでお弁当。みんな準備中の会場の隅ででも食べるつもりで居た。ところがこれが禁止。控え室でどうぞ。ところが、100人を越える人が入るスペースは全く無い。どうしようもない。弱ったが、何とかいそいで食べてしまったが、来年は対策を万全に。展示は全般に都美術館よりやりやすかった。壁が白くて、絵が見やすい。見やすいから、一段掛けで、隣との距離を広げてゆったりかけたい会場だ。そもそも、絵を見てもらうよう招待して、2段がけの展示はちょっと失礼だ。水彩画はガラスを入れる人が居る。ちょっと古臭いが、ガラスを通した色が好きなのだろう。そうした人が上の段に飾られると、天井の明かりの反射光で見えない。
スペースが足りないのだ。何でもっと広く出来なかったのだろう。以前より広く成ると聞いていたが、むしろ狭くなったんじゃないかと言うぐらい、の展示になってしまった。何か計算違いがあった。水彩連盟は2ブロックだ。4ブロック取れた団体もあるそうだから。残念無念。今2段掛けと言う事は、4ブロックあれば全て一段掛けの、常識的な展示が出来たのだ。展示は一段で行う物。こうした常識に立ち返る必要がある。するとどうだろう、会場費はどうなる。実は会場費は大したことは無い。50万ぐらい高くなるところだろう。総勢500人はいるのだから、一人1000円で、一段掛けが出来るなら、安いものだ。場所を広げる機会があれば、是非行いたい。公募と言う形で絵を展示する以上、全ての人が出来る限り、平等に飾られるべきだ。会の偉い人だけは、1段掛けという精神がおかしい。
自分の絵は、それではどう見えるか。まだ、良く見てはいないのでわからないが、一番浮いているのが私の絵だと思って探してもらえばいい。何故か分からないが、違和感がある。周りの全てがおかしいのか、私が異質なのか。その点は全く分からないが。何かちょっと変。おかしな人は自分の変人ぶりに気付かない物だから、多分私がおかしいと言う事にしておくしか無いが。公募展の絵と言うのは冷静に見ると実はおかしな物だ。後でどうするのだろうと言うような、見栄っ張りばかりだ。そんなに人目を気にしてどうするの。と私は思っているのだが。