イラン戦争と専守防衛

イラン戦争をアメリカとイスラエルは始めてしまった。このことを思うといたたまれない思いだ。この戦争は泥沼化しそうだ。そんな簡単に終わるとはとうてい思えない。世界戦争につながる可能性も高い。日本経済は停滞では住まないことになる。いよいよ大きな転換が起きそうだ。
ロシアが国際法に違反して、ウクライナに侵略戦争を行った。4年が経過してもまだ膠着状態である。戦争で解決できることなど一つもない。このイスラエルとアメリカのイラン攻撃の戦争は日本にとっても深刻な戦争になる。このまま継続すれば、ウクライナ戦争とは違った影響が日本に出てくる。
中国はこのアメリカの行為を、不当な侵略戦争だとして、口では批判している。しかしロシアの侵略戦争については、批判をしない。中国の主張は国際法上の不当な戦争に対する批判ではなく、利害を反映した主張と言うほかない。そして、中国は誰よりも大きな影響を受けることになる。
日本はこの戦争に、アメリカの同盟国として責任がある。巻き込まれて行くことだろう。日本人として情けない限りである。アメリカの戦争を日本は支持をしている結果である。あのアメリカの戦艦の上で、トランプの脇で喜びのジャンプをした高市氏の愚かなパフォーマンスは日本人の責任を表明している。
ウクライナへのロシア侵略戦争。イランへのイスラエルアメリカの突然の空爆と指導者の殺害。このことで分かったことは、専守防衛の重要さである。イランは中東の軍事強国と言われてきた。中国ロシアと同盟を結び、軍事力支配の独裁国家であった。しかし、なんとももろいものであった。
イランはテロ組織への支援を続け、国内の反政府デモに対しては、徹底した弾圧を行い、何万人もの人を殺戮して恥じない政治の国であった。イランのイスラム教政治支配を見る限り、イスラム教を宗教として、許しがたいものを感じる。イスラム教の中にあるという平和主義はどこへ行ったというのか。
ウクライナが4年間の戦争に耐えて、ロシアが限界に達しつつあると言うこと荷になってきた。イランは軍事力が極めて強固であると言われていたにもかかわらず、一気に独裁者の殺害をされ、制空権を奪われ、ミサイル攻撃もほとんど効果を上げることが出来ないでいる。
そして、戦況を泥沼化させ、世界中をひきづり込もうと、でたらめな近隣諸国へのドローン攻撃を続けている。ドローン時爆弾は比較的安い武器である。イランは大量に保有していて、攻撃を続けている。この大量のドロン爆弾を迎撃するために1億円もするパトリオットミサイルを、使い続けている。
消耗戦になっている。そして、ホルムズ海峡に機雷を敷設して通行を遮断する作戦のようだ。同盟国中国だけは通行させて欲しいという友好国からの要求も、完全に無視されたわけだ。どこまでも戦い続けるつもりのようだ。イランの原爆が完成していなかったことだけは救いだ。
無意味なドローン自爆攻撃を近隣諸国に行い。世界中にテロを広げようとしている。イランの防衛能力が極めて低かったと言うことが、意外なことである。原爆を保有するということだけが、イランの安全保障だったのかも知れない。現状の防衛能力はウクライナよりも劣るように見える。
日本の安全保障を考えるときに、日本は核保有をしない国である以上。専守防衛の徹底しかないと言うことを痛感する。北朝鮮がアメリカから攻撃されないのは、核保有している意からだ。すでに100発を超える原爆を保有していると言われている。確か核保有が北朝鮮の安全保障である。
イランの状態を見ると、なまじのミサイルなど何の役にも立たないと言うことが明白になったわけだ。もし、イスラエルとアメリカが日本を攻撃しようとした場合、イランよりましならば良いのだが。到底ていそうとは言えない。
日本は核保有しない方針である。もし日本が核保有するような事態になれば、かならず、世界は核戦争を起こしてしまうだろう。もうそのときには一国の安全保障など無意味なものになる。アメリカのイラン攻撃が、何とか世界戦争につながらないように、日本は平和の国として行動する必要がある。
アメリカの影に隠れているで毛ではダメだ。日本は専守防衛の国として、世界の一つの方向を示すべきだ。絶対に他国を攻撃できない国になる。そのことが日本を攻める口実を与えないことになる。イランは核保有しようとして攻撃された。しかし、日本はどこの国も攻撃できない国であるとすれば、日本を攻撃する意味がない。
ミサイルなど保有したところで、それだけでは全く無意味と言うことが今回のイランの状況でよく分かったではないか。反撃してイスラエルを攻撃したところで、何の効果も上げられない。ただただ、空爆を受けて、反撃能力をそがれるばかりである。
イスラエルもアメリカもイランのミサイル基地を徹底的に叩いている。反撃能力を叩くことが、戦争の手段として当然のことだろう。もし的基地を攻撃できるミサイル基地がなければ、攻撃も受けないと言うことだ。しかし、日本に上陸して占領は出来ないという状況を作る必要がある。
徹底した専守防衛が日本の唯一の安全保障だ。そのことがウクライナでもイランでも分かったことだ。徹底した専守防衛とは、武力よりもむしろ情報操作である。的からその専守防衛の実際を見えないようにしなければ意味がない。的基地攻撃可能なミサイル基地など、攻撃目標を与えるだけのことだ。
一番のイランの落ち度は、イスラエルやアメリカの諜報能力に圧倒されていることだ。しかも、戦争が始まる前に、空爆に対する防空システムが全く機能しないように、迎撃システムがズタズタにされていた。つまり、システムをつなぐ情報インフラが叩かれたのだ。
ロシアもそうであったが、この防衛機能の無線の仕組み自体が、破壊されたのだろう。今回の戦争ではAIが駆使されていると言われるが、日本の防衛システムを根本から見直す必要がある。まず専守防衛の仕組みを世界中で一番堅固なものにしなければならない。
現代の戦争では防衛の為には攻撃的武力など何の意味もない。日本に空爆は出来ないという状況を作る必要がある。それだけのレーダー網と、その防御を完全なものにする必要がある。そして迎撃ミサイルは装備する必要がある。迎撃ミサイルは見つからないところに格納されていなければ無意味だ。
特にそのミサイルの発射装置自体が、まずは攻撃を受けるわけだから、潜水艦から発射できるような仕組みが必要である。地上にミサイル基地を作るなど、ほとんど攻撃目標を与えるようなもので無意味である。移動式ミサイル発射の仕組みが必要である。小型で自動車に搭載して常に移動しているような仕組みだ。
どこにあるのか分からないような場所から、ミサイル攻撃やドロー攻撃、そして空爆を迎撃しなければならない。移動式のミサイル発射装置でなければ意味を成さない。移動式発射台があり、常に移動しているような必要がある。しかもそれらが外国から把握されないだけの、秘密保持の能力も必要になる。
与那国島にミサイル基地を作ることは、無意味なだけでなく危険度を高めただけのことだ。つまり標的の島の名乗りを上げたと言うことになる。これでは何の防衛にも成らない。そして、防空探知システムの何重にもなる攻撃不能の強固な仕組みを作り上げなければならない。
秘密保持を徹底してどこでどのように管理しているのかも分からない仕組みだ。そうでなければ安全保障の役には立たない。日本の至る所に分散して、格納する。各家庭に見えない形で、ミサイルがあるかも知れないというような分散型にする必要がある。
日本は外国を諜報活動するよりも、国内で諜報活動をされない仕組みを作ることだ。日本はスパイ天国だと言われている。情報漏洩に弱いと言われている。まずはここから、根本的に作り直す必要がある。日本の安全保障は、今のAIコンピュター時代に適合しているのか大いに不安だ。