でん田楽団の唄ができた。

   

  でん田楽団の唄ができた。赤松さんが作詞作曲したものだ。素晴らしい唄なので嬉しくなる。毎日唄ってなんとか唄えるようにはなってきたところである。
 
 昨日はハルノキでミュージックパーティーを行った。楽しい日になった。歌の喜びは素晴らしい。しかも、自分たちの楽団の唄をお披露目できるという事が最高の喜びである。
 
 
「平和のキキュウ」 作詞、作曲 アカチャン
 
1,こんなに ささやかな  よろこびがあればいい
 あなたと 私が居て   仲間の笑い顔
 土と水とおひさまと    風と青い空と
 ほかに 何がいるの?  何もいらないはずさ
 
 鳴らせ 三線 ギター  タイコ ハモニカのしらべ
 南の島から吹く     風のうたごえ
 今日は 私達が     あなたのために唄う
 でん田楽団は      平和を希求する
 
2,春は 花咲く丘で   小さな絵を描こう
 夏は 波にゆられ   星空を見上げよう
 秋は おなかいっぱい みのりに感謝して
 冬は たき火を囲み  仲間と盛り上がる
 
 たとえ 雨が強くても  やがて虹は出るはずさ
 そして 又春が来て    ひとつ歳をとった
 私たちの想いが    遠くまで届くように
 でん田楽団は     平和を希求する
 
 工工四を起こしている。何度も聞いて、楽譜に起こしたのだが、正しく起こせたかどうか少し不安があった。この曲は平和を希求する、でん田楽団の唄である。つまり、平和憲法の唄である。「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」と憲法にはある。
 
 赤松さんらしい自然で当たり前の真実。ふつうに暮らす良さのある唄だ。その人間や想いが唄で表現できると言うことはすごいことだと思う。毎日唄っているのだが、心地よい。
 
 前回小田原に来た時の練習のとき初めて聞かせてもらった。びっくりしたのは、赤松さんが初披露すると言うときに、木村さんがギターでその場でバックアップして、ミホさんが太鼓と鈴で、盛り上げてくれた。
 
 録音があるのだが、どうして即興でこんなに上手くできるのか不思議である。全く打ち合わせなく、見事に全体が整った曲になっている。音楽が身についている人はすごいものだ。音楽に自然に反応するらしい。
 
 でん田楽団に入れてもらってはいるが、みなさんの足を引っ張っているだけの団員である。それでも、練習をするのがこんなにも楽しいものだとは。六五の手習いがこんなにいいものになったのは皆さんのおかげだ。ついてゆくのに精いっぱいだが、練習を頑張って仲間に入れてもらおう。
 
 農の会の音楽仲間で、ミホさんのところでミュージック・パーティーをすることになった。農の会にはたくさん音楽をやる人がいる。諭に集まり、一緒に歌うというのもいいものである。またこれが無いとなかなか成長が無い。人前で歌う事は別物である。
 
 私は「月桃」を初披露したいと考えている。この唄は太平洋戦争での悲惨な沖縄戦を描いた映画「GAMA(ガマ) 月桃の花」の挿入歌だ。映画にかかわった海勢頭 豊さんが作られた唄である。
 
 6月の石垣島のラジオでは何度も流れていた。絵を描きに行く車の中で、初めて聞いてこの素晴らしい唄を唄ってみたくなった。現在特訓中である。
 6月23日という歌詞がある。沖縄にとって大切な日。鎮魂の日、私は慰霊の日。平和を何としても維持しなければならない。すでに、平和状態ではないとする市会議員が出てきている。正念場である。
 
 「ふるさとのなつ」この部分が良いのだ。ここですべてが伝わる。亡くなられた人とともにいるような気持で歌う。
 
 
【作詞】海勢頭 豊
【作曲】海勢頭 豊
   1.月桃ゆれて 花咲けば
  夏のたよりは 南風
  緑は萌える うりずんの
  ふるさとの夏

2.月桃白い花のかんざし
  村のはずれの石垣に
  手に取る人も 今はいない
  ふるさとの夏

3.摩文仁の丘の 祈りの歌に
  夏の真昼は 青い空
  誓いの言葉 今も新たな
  ふるさとの夏

4.海はまぶしい キャンの岬に
  寄せくる波は 変わらねど
  変わるはてない 浮世の情け
  ふるさとの夏

5.六月二十三日待たず
  月桃の花 散りました
  長い長い 煙たなびく
  ふるさとの夏

6.香れよ香れ 月桃の花
  永久(とわ)に咲く身の 花心
  変わらぬ命 変わらぬ心
  ふるさとの夏
 
  本番では完ぺきではなかったが、良かったところもあった。とおもう。自分というものを表現できたような気がちょっぴりした。以前より自分らしく歌えたのではないか。素晴らしい音楽仲間が持てた幸運。平和の輪が広がることを願って。
 
 

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