石垣、花散歩と於茂登岳登山
オモトダケ登山に行った。1月6日である。朝から雨が降り続いていた。中止になるかと思ったかが、決行された。頂上では強い雨と吹き飛ばされるような風であった。雨の中おにぎりを食べた。座って休むこともできなかった。下り道は特に滑りそうで怖かった。2回滑ってしりもちをついた。久しぶりの登山で身体の衰えを感じた。まだ筋肉痛が少し残っている。安定しないし、疲れた。靴も壊れた。それでも良い登山だったと思う。もうこれ以上先では、衰えて上る気にならないかもしれない。いつも見ている山に登ったことがないというのでは、少し困る。この登山にはなんと日本トンボの会の会長さんが説明役で見えていた。於茂登岳に奇跡的に残った蝶の話であった。特殊な笹が頂上付近にだけ残っていて、その笹の葉を食べて蝶になるという。貴重な機会であったのに、話を聞くこともできなかった。
石垣散歩は花散歩でもある。1月といっても様々な花が咲き乱れている。
オオベニゴウカンマメ科
近所の家の庭の花をとらせてもらった。どの花も名前は知らない。多くは今、マメ科の植物が咲いている。 花が咲く条件がいいのだろうか。カトレアやデンドロビュームなどラン科植物を庭で咲かせている家もある。遮光ネットで覆ってあるだけだ。暑さに弱い高層湿原タイプのランはものはだめなのだろう。私はそういうタイプが好きなのだ。加温なしでカトレアができるなら、考えようによっては面白いものが栽培できるのかもしれない。やらないけれど、どんなタイプのラン科植物が石垣の気候に向いているのか、少し調べてみる。やるわけではないが。
ピンクボール アオギリ科
庭から道路にはみ出るようにこう言う花があちこちにある。
ベンガルヤハズカズラ キツネノマゴ科
青い蔦性の花が5メートルの高さまで伸びていた。青い花が一面だったのだが、うまくその場所は撮影できなかった。
オキナワ夾竹桃 ミフクラギ 有毒
何の実だろう。名前を少し勉強しなければ、何一つわからないので楽しみも半減である。
キンチョウ ベンケイソウ科
不思議なシダのようなものが石垣にはよく着生している。
木立ベンケイソウ 植物の名前を友人の渡部さんが特定してくれた。名前がわかると見る楽しみは倍増する。すぐ送ってくれたのだが、メールが調子悪くてつかなかった。2地域居住のネット環境は結構難しい。
道路の淵に植えられていた。もう田んぼでは代掻きが進んでいる。最高気温が27度だった。最低気温すらほとんど20度である。これ程暖かい正月は初めてだった。
家のすぐそばに八重山焼の工房。石垣小学校正門のシーサーの作者は、八重山焼の浦﨑さんの弟さんだそうだ。今は作られていないということだった。八重山焼のシーサーはピースサインを出している。石垣のシーサーの多くは漫画シーサーである。漫画シーサーに石垣人の気質を感じる。本島で作られるシーサーはどちらかといえば、威厳を重んずる。しかし石垣の人は面白さの方を重視する。魔除けを漫画にしてしまう心意気というか。シーサーの面白さ。この漫画シーサーを中心にした、写真集さえ出ている。そのうち、漫画ではない方の作品シーサーの石垣10傑選を作りたい。