日本はダメになるのだろうか。

   

どうもこの先の日本はダメなんではないかと、思わざる得なくなっている。何しろアメリカ一国主義を主張するトランプと唯一の友人であるというのが、自慢という日本のアベ政権である。アメリカは以前にもましておかしい。中国の国家資本主義への変貌もあり、日本は中国と関係を作り出すことが出来なくなった。アメリカからの圧力もあったのだろう。この20年間日本は中国を仮想敵国とすることになって進路を誤った。米中の対立関係の中で、日本は極めて危険な立ち位置にあると言えるのだろう。アメリカの一国主義は失敗に終わる。自由主義経済という枠の中で、一国主義が成り立つ訳がない。中国の国家資本主義にも未来はない。独善は資本主義の一番悪い側面である、目先の利益に振り回される方向に進んでいる。アベ政権はほとんど理念のないまま、中国に経済関係を持とうと図ろうとしている。中国と良い関係になるのは良いことであるが、そこには日本の未来図がなければならない。妥協は良いのだが、方針がなくアメリカに振られたから、中国に乗り換えるでは上手く行くはずがない。

アメリカという国はあと数年でバブル崩壊になる。無理やりの一国主義経済政策だからだ。確かに目先の経済では良い面が表れるだろうが、反動でひどい経済破たんが起こることは間違いがない。協調性のない自由主義経済は崩壊するはずだ。資本主義が修正的に競争ではない協調路線を取り入れてきたのは、資本主義をなんとか維持させるためであった。ただのハゲタカ能力主義にしてしまえば、必ず格差が広がる。今のところ、格差の下の階層も、もしかしたらおこぼれがあるかもしれない。引き連れて自分たちにも恩恵が来るだろう。こう想像している。ところが、そんな棚ぼた的な事はない。格差は広がり、対立が激化する。このままアメリカが進めば、内部崩壊的にアメリカは崩れ去るだろう。同時にアメリカによって行き詰まった国が冒険主義に走る可能性も高まる。テロの拡大。戦争の勃発。

日本には困難な進路が想定される。日本が自分の国をどうするかの方針が持てないからだ。アベ政権の9条に自衛隊を加えるという矛盾はまさに、国家というものを泥縄でしか考えていない証拠である。自衛隊員の子供が学校で可哀想であるから、憲法を変えるというようなことでは、本末転倒である。アメリカがさらなる一国主義を強化して、力の政治で世界情勢は混乱がたかまる。世界が不安定化する。日本はトランプに隷属し引きづり込まれ、国家としての経済は恐慌に至る。日本が日本であり、世界から尊重される国の方角はどこにあるのかである。日本が日本である為の国の安全保障はまず人間である。食糧である。防災である。国家の基本インフラの整備である。武力による安全保障は必ず破たんする。日本国に普通に日本人が暮らしてゆく原点に戻るという事ではないだろうか。

日本は大きく間違った方角に進み始めている。残念なことに国という単位では希望はないと思うようになった。日本が独自の道をみつける。アジアの普通の国なる。アメリカと縁を切り、中国やアジア諸国と新たな関係を作る。こういう当たり前が、追い込まれる経済の為に取れなくなる。多分もう日本はダメなんだろう。日本がだめでも人間として尊厳をもって、生きてゆかなければならない。とすれば、自給的な生き方がいよいよ重要になるだろう。日本が崩壊して、最貧国に落ち込むとしても、自給農の生き方は可能である。良い気仲間を見つけることだ。どのような状況になろうとも、ひとりで生きることは不可能である。自給農で一人で生きることが可能になった人間は、是非ともこれから自給農を目指す人間を誘ってあげて欲しい。農の会も私の役割は終わろうとしている。自給農の可能性は証明できたと思う。社会全体にはもう期待できないようだから、自給的に生きるという事で、自分の人間の尊厳を見つめ直すほかないのではないだろうか。

 

 

 

 

 - Peace Cafe