稲の苗播種23日目
苗床の全体。22日にすべてビニールを取り払った。23日早朝5時の写真。
苗はおおむね3葉期になった。播種から3週と2日である。生育は例年通りである。すんなりとした生育で全体として悪くないと思われる。今年は色むらがないのが、特徴だと思う。水は最初の2週は水やり程度。徐々に増やしてきて、現在ほぼ苗箱が見えないくらいの水位にしてある。
直播
苗箱
セルトレー
3種類苗作りを試みている。サトジマンで3分の1づつ作っている。この後田植えまでの作業効率を観察しながら進める。苗の様子は、わずか、セルトレーが勝り、次が苗箱で、直播がやや遅れている。この後直播が追い越すのではないかと想像しているが、どうだろうか。田植えのやりやすさでは、当然セルトレーであるが、参加者がだいぶ慣れてきているので、直播苗でも問題無いようにも考えている。昨年はこの後葉先が枯れこんでくるところもあったが、今のところはそういう兆候はない。後の2週間は自根の力強さで苗がしっかりしてくるかどうかの変化が出る。特に苗箱の場合、根が苗床に伸びて行けるかどうかで、生育に変化が出る。根が苗箱の中を廻るだけでは十分な5葉期までの生育は出来ない。
手前は新永塚田んぼの苗であるが、例年3葉期までは一番生育が良い。品種がキヌヒカリという事もあるかと考えている。昨年はこの後生育が悪くなった。苗箱ですべてを蒔いていて、苗箱の底穴の数が少ないために、苗床に根が伸びないからではないかと考えている。一番奥にある横向きの列が、舟原田んぼの予備の苗なのだが、この苗は1週早く蒔いた。少し黄ばみ始めた感がある。根が苗箱から突き抜けないでいるのではなかろうか。
手前が新永塚のキヌヒカリの列だが、苗は一番立派である。