食品への異物混入
マクドナルドのビニール混入に始まり、次々と食品への異物の混入が公表されている。誰しも1度や2度そうした経験はあるはずだ。結構大きな石がお蕎麦に入っていた事がある。その場で指摘をして、無視をされた。嫌がらせとでも思われたようだった。勿論お金も普通に取られた。黙っていればよかったと不愉快な気持ちになるが、その蕎麦屋を忘れた事はない。勿論その後行った事はない。前にも書いたが家で食事を作ればいろいろ混ざる。私は杜撰でせっかちだから、虫など結構入る。しかし自分で作るのだから、誰にも苦情は言えない。食事を作れば時に異物が混入するぐらい当たり前だと思っている。そんなこと絶対にないと言い切れる人がいるだろうか。正直ビニールぐらい大したことではないと思う。中国の肉まんやらせ事件ではないが、挽肉の様な物は、段ボールだって細かくなればわかりやしない。ビニールだから分かったのだろう。
マクドナルドのソフトクリームの機械の破片混入で分かった事だが、全国で2600の機械が使われているそうだ。そのうちひとつが壊れた。今回は部品の入れ忘れと言う事だが、100万回に一回起こるとしても、1年に1回どこかで起きて普通の事の計算になる。そんな事は不可抗力である。想定内であろう。しかし、入っていただけでは済まない社会。多分マクドナルドの売り上げの減少は何億円になるだろう。回収費用が生じれば、さらなる負担になる。そしてほとぼりが冷めれば、混入はない事になるが、いつでも混入はある。消費者と言う王様に対応しなければ商売にならない。御無理ごもっともで、一切の異物はありませんと言わなければならない。そんなシステムが出来るわけがない。出来るわけがない事を、やれるように言わなければ、商売が成り立たないとしたら、どこかがおかしいのだろう。食べ物屋の大規模チェーン店と言うのは、止めた方がいいのだろう。
巨大化すると言う事が問題である。1件だけの蕎麦屋さんなら、その店次第である。ダメな店は、無くなる。良い店は繁盛する。それが、マクドナルドブランドという信頼で、世界をまたにかけて商売しようとする。又そういうものを信頼して、おいしいと思いこむ人が多数派である。こうした文化がおかしいのではないだろうか。何十年も食べていないのでウソになるが、自分でハンバーガーを作ればもっと美味しい。しかし、あんなに安くはできない。あんなに安いという事は、何かがおかしいという事である。牛丼だってそうだ。自分で作った方がはるかに美味しいが高い。牛丼もだいぶ食べてないのに適当で申し訳ない。一昨日自分で作った牛丼は美味しかった。日本酒で煮た牛丼である。タマネギと牛肉とマイタケをまず、オリーブオイルで炒める。そして日本酒と、みりんで煮込む。最後に自家製醤油で味の調整。精米したてのご飯がまた格別である。
ビニールや昆虫ぐらいならまだいい。見えない添加物や、残留農薬の方が私は嫌だ。工場の衛生対策で徹底した消毒が行われている事だろう。ある大手の食品工場で叔母さんが働いていたので、その驚くべき徹底をした衛生管理を聞かされた事がある。消毒の影響が食べ物にあるに違いない。コンビニ弁当で一軒で食中毒が出れば、ごまんとある、本当に5万軒を越えてあるコンビニ全体に影響が出る。最近は家庭内でも、消毒をやるようにテレビコマーシャルが流されている。まあ、やりたければやればいい。それぞれの考え方だ。こういう所に抵抗することすら、ばかばかしくなる。身体に良いという事を考えつめれば、出来るだけ家で食事をすることだ。それが一番の安心である。我が家では様々な虫が混入する。食べてしまう事すらある。昔、山梨の谷村という地域では、飛んできた蛾をほうとうに入れて食べてしまうと言う事だった。谷村中学で教員をしていたおじさんが、自慢で話してくれた。